2016年1月18日月曜日

2015年のアニメを総括してみる (個人的ベスト14)

2016年に入ってしまってすでにずいぶん時間が経ってしまいましたが、2015年のアニメを総括してみようと思います.

2015年を振り返るための当ブログの記事:

2015年間のヒラサカ的ベスト14:
1位: 心が叫びたがってるんだ。 9月公開 オリジナル
映像作品に小難しいテーマは不要、ラストで感情を爆発させるコトができるかどうかが重要、それこそがヒラサカが映像作品を観る動機に他ならない.監督の長井龍雪の作風はそんなカタルシスを満足させてくれる.

BD発売は2016.3.30だそうです.絶対買う.出るのが遅いぞ

2位: 冴えない彼女の育てかた  1月期   原作あり
2015年に最も繰り返し観た作品である.
ヲタクの「あ~あるよねネタ」作品であるところの「それが声優」「SHIROBAKO」に比較して、「あるよねネタ」に留まらないという点で本作は抜きん出ていた.安芸クンの熱意にほだされた個性有るJKとの思惑の微妙なすれ違いが面白可笑しく描かれていて大変良かったと思ふ.

↓誤解を恐れずに云うならば最も好みのシーンはこれだ.このような苦しみが好きだ
2016年には制作されるであろう2期にも期待.

#2016年1月期に、似た設定でしかも声優が詩羽先輩と思われる作品がある模様w

3位: fate stay night UBW(二期)   4月期   原作あり
日本アニメのクオリティインフレーションの到達点と云って過言ではあるまい.それは作画にも演出にも脚本にもあてはまる.欠点を探すのが難しい.強いて云えば、前作の登場人物達の卑怯な闘い方がより好みだったが、本作は遠坂凛ルートというコトで許すとしようそうしよう.
←殺され方も天晴れでした、ケイネス様

4位: ワンパンマン 10月期   原作あり
全くノーマークだった作品.ひら的にはドラゴンボールのような格闘戦にはあまり興味が無いのだが、本作については、観ずにはおられないと云った状況に追い込まれた.ダサいのに無敵のヒーローという同人誌レベルの思いつきネタで商業ベースでどれだけ生存できるのだろうか? 続編を期待したい.
アニメの作画的にもずいぶん頑張っていたし、クオリティを1クール持続できていた.監督の夏目真悟は、スペースダンディに続き本作が2作目の監督ということで、荒っぽさはダンディと似てるなぁ.

5位: パンチライン  4月期    オリジナル
過去のアニメ作品との依存性の感じられない、独特な作風だったところが高評価の理由.
・時間ループ作品で、主人公も仲間達も、たぶん何万回も死んでいるという悲惨な設定
・主人公は男子かとおもいきや女子で、ゆえに仲間も含めて全員女子だった.ハーレム物かと思ったらそうではなかった
・パンチラという萌え要素を前面に打ち立てつつも、結果的にリビドー作品ではなかった
・最高にハッピーでピースフルなendingを迎えるのだが、最高にハッピーでピースフルな状態とは、高築年数のアパートでコタツに入って女子同士でぬくぬくする生活、と定義されておりどんだけデフレが染み付いた設定なんだ?

不思議な作品でした.スタッフの今後の活躍に期待します.

6位: 監獄学園  7月期   原作あり
いやはや、毎回面白かった.最終回に近づくほど評価が高まりました.
ちなみに監督は、「イカ娘」「ウィッチクラフト」「SHIROBAKO」の水島努.さすがです.
メデューサのせいで僕のエリンギが石に...
この名セリフは2015年のベストセリフでした.

7位: ユリ熊嵐  1月期   オリジナル
幾原邦彦が「ピングドラム路線」で作ったのは疑いないが、作品の内容についてはいまいちよく理解できていない.しかしながら幾原邦彦の作風は貴重だと思うので持続的に作品をリリースして欲しい.とりあえず、「生存戦略しましょうか」「しょーっく熊しょっく」のような一発芸を楽しむために見ているわたし.

OPがとても良かった.ボンジュール鈴木をいくつか聴いたけど「アゲハ蝶の破片とキミの声」という曲はオススメだ.


8位: がっこうぐらし!  7月期    原作あり
このキャラでありながらゾンビを殺したり殺されたりというのは云わずと知れた「まどマギ」路線.放映当初から、OPに映り込んでいるゾンビは何だ?などと話題になっていた.ヲタク業界的にノーマーク作品だったため原作の書店在庫が払底したりと話題になっていた.
そんな話題作だったが9位としたのは、作品自体からはさほどimpactを感じなかったためである.もっと壮絶にも出来たろうに...

9位: 干物妹!うまるちゃん  7月期   原作あり
「さばげぶっ!」の太田雅彦による作品.「さばげぶっ」よりは落ちるがまぁまぁ面白かった.コミケにうまるのレイヤーがたくさん居た.
うまるとはUMAのことなのだろうか?

10位: 暗殺教室  4月期に2クールの放映終了   原作あり
無敵の軟体生物かつ中学教師を生徒が殺すという無茶苦茶な作品.

本作には萌え要素が全く無いので、ひら的には高評価ではないが、ごくフツーの子供向けのアニメとして業界への貢献度は高かろうと思う.

11位: シドニアの騎士  4月期に2期放映  原作あり
原作が面白いのでアニメの出来もそれなりに良いが、制作スタジオのポリゴンピクチャーズはCGは巧みなのかもしれないが、映像作品の根本が判ってないで制作している.カット編集のやり直しだけでも一皮剥けた映像に改良できると思う.そこが惜しい.

12位: Charlotte 7月期   オリジナル
生徒によるロックコンサート中に、天使に飽和攻撃、、、同じ作者による「AngelBeats!」はやっぱ面白かったと改めて思う.
だが、「Charlotte」は結局ラストまで盛り上がりに欠けるままで終わっちまった.

13位: 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」  10月期、継続中
長井龍雪が監督だが、いまのところあまり面白くないというか、地味すぎる.2クール目に期待する.

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2015年のアニメは不作であった.そこで過去数年の優秀作品を振り返ってみる.

2015年の不作状況を次のように分析する.
1) 赤字は天下統一クラスの作品であるが、2015年はそういった大作不在の年であった
2) 赤字青字は次回が楽しみでならないくらい熱中した作品.2012~2014年は連続して豊作だった.2015年は熱中した作品が4つだけだったので不作.2011も同じように不作だが、まどマギという全宇宙を統一してしまった巨大作品のおかげで不作という印象が消し飛んでしまったようだ
3) 2015年のような不作は2011年にも生じていたことからすると、2016年は再浮上の可能性がある
4) アニメ業界には4年の景気循環があるのである(根拠薄弱)

【2015年の優秀作品】
心が叫び、冴えない彼女、fateUBW二期、ワンパンマン、パンチライン、監獄学園

【2014年の優秀作品】
四月は君の嘘残響のテロル、UC7、星巡る方舟、ウィッチクラフト、アオイホノオ、fateUBW一期、さばげぶっ!

【2013年の優秀作品】
宇宙戦艦ヤマト2199言の葉の庭風立ちぬまどマギ新編進撃の巨人、キルラキル

【2012年の優秀作品】
謎の彼女Xあの夏、男子高校生の日常、SAO、FateZero、アマガミSS+

【2011年の優秀作品】
まどマギピングドラム、イカ娘、シャナ、あの花

かしこ


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