久しぶりのレザークラフトシリーズです.カンナ入れを作ります.
今回は、極めて低価格なタンニンなめしの豚革を利用してのレザークラフトです.いままでわたしが使ったのはクロムなめし革だったため柔らかかったのですが、今回のは厚さ2mm強のタンニンなめし革ですから、ガチガチに硬いです.クロム革とタンニン革の違いを知る目的もあります.
↓まずは、CAD図に沿って切断.ガチガチに硬い革であってもカッターで案外サクサクと斬れます.
↓ガチガチに硬いのですが、水で塗らすと柔らかくなり、成型してから乾燥すると形が残ります.板で挟んで形付けしました.
↓形付けしてこの状態になったところで、目的のカンナを収納してみます.残念ながらこの時点で失敗が確定しました.サイズが小さすぎて、カンナを収納するとギチギチなんです.型紙が小さすぎた.これでは使い物にならない予感がする...
↓失敗はもう一つありました.縫えないんです.こんな硬い革なんか裏返しに出来ませんから、表から縫うしかないけれど、細長いから内部に手が入らず縫い針も入らない.仕方が無いので左右交互に3cmぐらいずつ縫い進めることにしましたが、基本的にあまりにもfuckな状況.
↓苦難の末の出来上がりがこんな状態.キチキチすぎてカンナを取り出せません.お尻の部分に空けた穴に棒を挿してカンナを取り出すしかありません.使おうと思えば使えるので使うことにしました.
タンニンなめし革の縫い合わせ構造について悔い改めねばならん、というのが教訓でした.
あと、タンニンなめし革を塗らして形付けするのは意外に簡単なので、立体形状を作るには濡らし形付けを活用する方針がモアベターのようでした.
かしこ
人気ブログランキングへ
鉋お化け?
返信削除http://2.suk2.tok2.com/user/nonnno-protok2/img/2016-01-04-0.JPG
取り付けると・・神の領域?