天皇陛下は政治に関与しない、これは憲法の定め.
ところが今回、「天皇陛下が生前退位のご意向」がどこかからリークされ、国民の多くも「天皇陛下の仕事の大変さを考えたら生前退位でいいんじゃない?」と考えており、政府が来年の通常国会で皇室典範を改正すると述べている.この状況は、天皇陛下が国会を動かした、と素直に見れば見えてしまう.ヤバっ、憲法違反ですか?
天皇陛下→国会 という玉突きを避けなければならないのは政府関係者にとっての定めである以上、今般のリークは絶対に起こしてはならない事態だったはずで、宮内庁が「そんな事実はありません」と公式に発言したのはさもありなんです.なので今後、リークした宮内庁職員には何らかの処罰があるのではなかろうかと、わたしのゴーストがささやくのよ.
ところで、このニュースには唸ってしまいました.
陛下の意向があると報じられる中で、皇位継承について定めた皇室典範を変えることが、天皇の国政への関与を禁じた憲法第4条に抵触する可能性を念頭に置いたものとみられる。また、「生前退位」という制度を設けることと、摂政を置くことを定めた憲法第5条との整合性を問題視しているとみられる。
この、憲法4条に抵触、というのは上で書いた点です.
わぁお!と思ってしまったのは、憲法5条との整合性という部分です.以下ではこのニュースに近頃の出来事をリンクさせてみます.
1) 7月10日の参議院選挙を経て、衆参で憲法改正の発議に必要な2/3の勢力を与党系が獲りました.憲法改正で戦争に行かされるなどと左巻きメディアが騒いでいる.
2) だけど憲法改正といったって、マイルドなレベルからハードなレベルまで様々なプランが想定されるわけです.誤字訂正のような、誰も反対しないようなマイルドな憲法改正すらありえる.何を改正するの? 改正する必要あるの?
3) 政権としては3年後ぐらいに何かしら憲法改正を発議したいと考えているらしい.
4) 憲法改正について様々な状況がビルドインされつつある2016年7月の日本において、突如出てきたのが、
「天皇陛下が生前退位を望んでいらっしゃる」
という政府関係者、たぶん宮内庁関係者によるリークだった.5) 憲法5条では摂政を置けばよい(=生前退位を想定せず)と言ってるんだけど、摂政に任せるという半端な対策ではなく退位して引継ぐ事を陛下は希望なさっている、と報道されています.報道が正しければ、暗に陛下が憲法5条を拒否しているとも見られます.(4条に抵触し、しかも5条を拒否とは、ひぃぃぃ)
6) 国民としては「天皇陛下を楽にしてさしあげたい」と思っている.
7) 政府としては数年後に陛下のご希望に沿うようにしたい.
8) そこですかさず政府関係者が、憲法5条が生前退位に邪魔であると語り始めた.
という感じで、近頃の出来事(1~7)を、上でリンクしたニュース(8)に紐付けてみました.
そして憶測ですが、
9) 憲法5条を改正する必要があります ←これがオチかよw
これらって偶然なの? こんなわざとらしいのが偶然だったら怒るよwww
陰謀だ、陰謀!
まぁ基本的に憲法改正には賛成なんでゼーレの陰謀だろうがイルミナティの陰謀だろうがそれに乗っかるのでいいんだけどねわたしとしては.
かしこ
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憲法改正のための2/3の議席ですが、陛下の生前退位レベルならば、べつにこの議席でなくとも別の党の賛同は得られたはず。今のタイミングで話が出てきたという事は、別の条文の改正も狙っておる、という事なんでしょうか?
返信削除いずれにせよ、ちゃっちゃとまとめて改正して欲しいものです。
岡田さんや鳥越さん的には句読点一つでも変えちゃったら即戦争に行かされるんじゃないかしら
削除タブセ時代に戻るんでしょうか?
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