デイトレについてあまり書く気はないんですが、ひとつだけ.
昨日のデイトレ始めました記事にこんな事を書きました.
株の現物取引なら社会人になってすぐに始めました(約30年前).トータルは負け越しですがね.ビームの直撃を受けたわけではありませんが、2006年のライブドアショックを経験して現物取引なんてバカバカしくてやってらんねぇやクソッタレと思い、それ以来株からは足を洗い、10年が経ちました.
若い読者でなければライブドアショックについては皆さん記憶に残っていると思います.ホリエモン率いるライブドアグループが、いろんな企業を買い、フジTVの買収には失敗し、悪目立ちしすぎたホリエモンが難癖つけられて逮捕され、ライブドアの経理担当役員は逃亡先で何者かに腹を割かれて殺されたにも関わらず何故か警察は自殺扱いとしました.なんか釈然としない事件でした.
2015年に起きた東芝の粉飾決算事件に比べると、ライブドアへの制裁は厳しく、東芝への制裁はあまりにも甘い.東芝の3社長は起訴すらされていません.
ライブドアは経済事件というよりも、ホリエモンが日本のエスタブリッシュメント達に因縁つけられて刺された事件だとわたしは思っています.ちなみに同時期に浮上した楽天の三木谷は、エスタブリッシュメントを怒らせなかったようですね.
新興企業がエスタブリッシュメントに刺されても一般庶民には関係ないものですが、ライブドア事件は一般庶民にも影響を残しました.
ライブドアが株式分割を繰り返すやり方で株価を吊り上げ、それを元手にM&Aを繰り広げるものだから、ライブドアの株は人気沸騰しました.株取引なんてやったことの無い老人や、小学生までもがお年玉でライブドア株を買ったと云われたくらいでした.
ホリエモンが逮捕された結果、ライブドア株を買った庶民らは損失を喰らいました.被害はライブドアの株主だけで済まず、日本の株価全体が下がりました.マザーズはとくに下げがキツかったという記憶.
その有様を見てわたしは無性に腹が立ったんです.
もしもUSAだったらホリエモンを逮捕したかなぁ?
USAの経済は上昇する株価で廻っていて、株価が下がると住宅ローンや401K年金に波及して選挙で政権交代が起きてしまいます.そんなUSAならば、全体株価に冷や水を浴びせないような対処を最優先としたのではないか? 結果としてホリエモンが野放しにされたかも.
ところが日本ではどうだったかというと、あの東芝を野放しにしておくほど監督が緩い一方で、なぜかライブドアは庶民投資家ごと叩き潰しちゃいました.監督官庁がそんな風に投資家保護をないがしろにしていたら、日本には草の根的な株主資本なんか根付かないと危惧します.ライブドア事件が国民に与えたトラウマは深かったのではなかったか? ボクのお年玉が株でなくなっちゃったんだ、なんていう子供時代の暗い記憶www
それと同時に、日本では一般庶民が株式投資で利殖するコトに対して、国レベルで冷淡なのだと悟り、日本なんかでチマチマと株の現物取引なんかやってられるか、と怒ったのでした.それでわたしは株式から足を洗いました.もしもつぎに株式に復帰するときは、売り買い両建てで真剣にやらなくちゃダメだと決めました.
いま、地下鉄の駅などでNISAのポスターを見かけます.少額の株投資なら税金をチャラにしてあげますよという制度です.一般庶民に株式への参加を促す制度と考えられます.だけどNISAのポスターを見るたびに思うんです.「ライブドア叩きで庶民投資家死ね」だった国が白々しいコトやってやがるなぁと.
たかがNISAよりも、株価に冷や水をかけない方が大切でしょうに、一貫性が感じられません.
#ちな、日本の当局者が株価に冷や水をかけるのは今でもしょっちゅうやられちゃってます
エイメン
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NISAは、長期ホールドを前提とした国策なので、わたしは早々に足を洗いました。
返信削除オプションは本を数冊読みましたが、よくわかりませんでした。林投資研究所の「オプション 基礎の基礎」を、よろしければ差し上げますが、いかがしましょうか? 書店では売っていません。まともな本だと思います。
NISAはそうですね、少額かつ長期.
削除オプションはやったことないのでよくわからんです.いただけるなら会えた時にその本をくださいな.
あと、「ゾーン 相場心理学入門」はいい本なので読みましょう。
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返信削除なんと医療がエスタブに操られているとか?
返信削除過去の病がまたぞろ現れるって?
ゲンダイがクスリを飲むなと書いてますね
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