【乱視・近視・老眼】 新調眼鏡が合わなくて速攻で作り直し

かつてのわたしは目は悪くない人でありまして、たしか２４歳までは眼鏡レスの生活でした．プリント基板のチップ抵抗を見てばかりいた職業病により、やがて乱視が発生したようで、さらに近視も被さってきて、クルマを運転するのが辛くなってきて眼鏡を使うようになりました．その後、次第に度の強い眼鏡に進行しつつ老眼が追加され、いまでは遠近両用眼鏡を使っているという身の上です．

２～３年間使っていた遠近両用眼鏡の第一バージョンのツルの根元が折れてしまって、セロテープで繋いでもダメダメなので第二バージョンを制作しました．スペックはこうでした．
  R   S -1.0    C -1.5    AX 100度    ADD 1.5
  L   S -1.5    C -0.75   AX 80度     ADD 1.5
昨日これを受領したのですが、右目が全然合わない．かえって視力が低下してます．起床後に試用してもダメダメ．

なんでダメなのか？
乱視ファクターかもしれんと思って、眼鏡のツルを外して眼鏡の角度を変えて見えやすい角度を探索し、デジカメで自撮りしたところ、右目についてこんな結果を得ました．なんと、第二バージョンの右の乱視角度（上のAX 100度）が２０度もズレていることがわかりました．これじゃぁダメなわけだわ．右の乱視角度は120度が最適と予想されます．いったいどうしてこんなプアなことになったのか？

←銀魂

眼科の処方箋は100度になっている．要調査ではありますが、今日は日曜日で眼科は閉まっているので、眼鏡店に直行しました．かくかくしかじかで速攻で作り直して欲しい旨説明し、他の客が居なかったのであれこれと試させてもらいました．

計測値と体感値の違いがある
眼科業界的には非常識なのかもしれませんが、経験から以下を断言します．
眼科でも眼鏡屋でも「屈折角膜曲率測定器」というので度を測定しますよね．遠くに気球が見える機械です．これで測定すると、私の右目の乱視の軸は１００～１１０度と測定されました．眼科の処方箋が100度になっていたのは計測上は恐らく正しかったのです．

「屈折角膜曲率測定器」による度の計測値を元ネタにして、次の手順はこのような疑似眼鏡で視力を試験します．今日眼鏡屋に行ってわたしがやりたかったのは、この疑似眼鏡の乱視の軸を自分でグリグリと回して最適点を探す行為でした．その結果、事前予想とドンピシャの数値が出ました．

          計測値     ひら体感値１回目    ひら体感値２回目
  R   AX 100度         AX  120度            AX  120度
  L   AX   80度         AX   85度            AX   85度
このようになりました．事前予想した右の120度が、疑似眼鏡グリグリ方式を２度やって２度ともピッタシで出ました．ついでに左目は85度がベストだと判りました．

「屈折角膜曲率測定器」の計測値はアテにならんぞ！

これで覚悟を決めて、自分の体感値で作り直しを依頼しました．第三バージョンは右120度左85度で決めっ！

度が強いとピーキーになる
いままで使って来た第一バージョンの眼鏡の乱視角度はどうだったのか？
上のイラストと同じ方法で自己調査した結果、乱視角度のズレはあっても５度ぐらいだと思われました．ゆえに第一バージョンの眼鏡は120～115度で作られていると推察されます．
しかし、眼鏡屋に第一バージョンを測ってもらったところ100度でした．これでは全体の辻褄が合いません．第一バージョンが100度でまぁまぁ使えるなら、同じ100度の第二バージョンではどうしてあんなに合わないのか？
眼鏡屋曰く、乱視の度を上げたので、角度にピーキーになっているとのこと．定性的にそれは正しいだろう．それでも納得いかない部分は多く残る．．．
眼鏡の製造治工具の誤差を疑わしく思いますが、根拠レスなのでさておく．

1week後に第三バージョンができあがります．こんどはバシッと決まって欲しいです．

かしこ

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