2016年8月3日水曜日

「シン・ゴジラ」2回目観た、やっぱカタルシスあるわー (ネタバレあり)

「シン・ゴジラ」の2回目を観ました.東京駅の決戦はカタルシスあるなぁ.
♪期待の人が~ 俺達なら~ば~♪
ってなもんでノリノリですねわたしは.

2回目はネタバレありで書きますのでまだ観てない人はご注意ください.


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良い意味で時代は変わったな、という感慨がある.

主人公の矢口が最終決戦を前に自衛隊-民間の混成部隊に檄を飛ばす.
「自衛隊にはこの国を守る力が与えられています」
とかなんとか...
10年前だったら、このセリフは誰も観ない極右カルト映画にしか登場しないセリフだったのではないかと思う.3.11震災での自衛隊の活躍があり、同じ東宝の「永遠の0」がヒットしたりして、防衛アレルギーが日本人からだいぶ減ったのかもしれない.それは良いことだ.

未だに日教組教育の「日本人は悪の化身民族だから自ら滅ぶべし」というテーゼに脳が縛られている者達にとっては「シン・ゴジラ」は悪夢みたいな映画だと思うよ.
この映画は「永遠の0」のようにヒットするだろうし、ほどなく日テレの金曜ロードショーで放映されるだろう.ゴジラなんか最初から観に行く気のない人々がTVで観ることになる.その時により一層反響が大きかろう.そして「なんて酷い映画なんだ」と大慌てでTwitterする左巻きの者達が続出するはずだ.そりゃそうだろう、彼らにとっては日本人が団結して打ち克ってしまったら革命が成就せんからな.
シン・ゴジラを観た宮崎駿が庵野に絶交を申し渡す可能性は、、、あるかな?www

時代が変わった、というよりも、気づいたらそれまでのタブーが消えていたという風に時代は変わってゆくものなのかもしれない.

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それにしても、庵野がまさかこういう作風、すなわち「日本は決して滅ぶべきではないし、日本人にはその意思と能力と希望がある」というテーゼをドバーッと飛び散らかすような、躁状態を曝け出すとは全く予想していなかった.

エヴァ旧劇場版の補完シーンで碇ユイに「生きる希望」を語らせた割にはラストシーンではシンジとアスカの野垂れ死にでアニヲタをドーンと千仭の谷に突き落としました.悪意あるわーw

その後いくつかの映画を撮った庵野フィルモグラフィーのキーとなる作品は「式日」ではないかとわたしは思うのですが、これが意外にも人間精神の恢復力に前向きな映画でした.庵野って人は意外に健全で鬱屈してないタイプなのかなと式日を観て思った.

エヴァ新劇の序・破が明るいエヴァだったのは庵野が「式日モード」だったからかなぁ.

ところがエヴァQの製作途中で3.11大震災があって庵野の精神が弱ってしまい、エヴァQはどんよりとして不健全で何物からも逃避しているような作風になって、アニヲタを少々ガッカリさせたように思います.

そういう時系列で、エヴァQのリハビリだなどと陰口たたかれていたのが今般の「シン・ゴジラ」ですから、それはもうロクな事になってなさそうな予感がしてました.どんよりと逃げ腰の映画じゃね?って.

ところがシン・ゴジラは真逆だったのだねぇ.追い込まれても決して諦めない、沖田十三そのものみたいな風圧を感ずる映画でした.

庵野ってのは不思議な奴だ.贔屓目に見てもエヴァ破で終わったのではないかと思っていたけど、死んでなかった.生存を確認したどころかシン・ゴジラで一層男を上げただろう.

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エンドテロップによると、庵野は脚本、編集、総監督でした.

延々と続く政治家と官僚の会議シーンは、通常ですと映画を盛り下げかねない、映画にとっての必要悪としてしか扱われないものですが、本作は会議シーンがとにかく面白い.未知の敵の襲来と会議室がリアルタイムでリンクしており、会議室がいわばエヴァの発令所みたくて、「メインシャフトが丸見えだわ」とか言い出しそうな緊迫感があった.

会議室に関係したお気に入りのシーンがこちら.
   矢口                   「あんたらはゴジラを捕獲する気なのか、駆除する気なのか、どっちだ?」
   カヨコ・パタースン 「それを決めるのはプレジデントよ.貴方達の国では誰?」
   画面                   内閣総理大臣の毛筆のサインが大写しに
上手い、退屈しない.


#シン・ゴジラに登場する女性防衛大臣は、昨日までは小池百合子がモデルだったけれど、今日からは稲田朋美がモデルということになりましたね.

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かしこ


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6 件のコメント:

  1. あの早口でしゃべる女性科学者はどこかでみたことがあります。
    まさか小保方さんへのオマージュじゃないだろうな。

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  2. イラストレーターのA井くんがエキストラ出演しているそうです。確認をしにもう一度観覧してみては?

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    1. なんと画伯が、、、さては蒲田市民、いや多摩川の自衛隊員、

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    2. 「自分がエキストラ参加したシーンはどうなってるかな…? 長谷川博己が自衛隊に、ゴジラ退治の秘密兵器(?)か何かを渡すシーンなんだけど…」

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  3. 世間の評判に惹かれて見てきました。
    ほんとに世の中変わりましたねー。
    自分は日本賛美の民族主義者ですので、たいへん心地よく見ることができました。
    実際に日本にゴジラが上陸したらこんな感じで物事が推移して行きそうだなと。自民党政権であれば。
    震災の時に、壊れた原子炉に注水するポンプ車が頼もしく見えたのを思い出しました。
    気密性もくそもないバートルで原子炉の真上に飛んで行った自衛隊をNHKの中継で見てたときのなんともいえない感情も思い出しました。
    庵野という人はあまり裸踊りをしない人かと思っていましたが、意外でした。
    樋口監督が評判回復できたのも嬉しいです。

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    1. 裸踊りとは名言ですね.
      わたしは音楽がアタマから離れません.

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