【身の上話1】
先日の当ブログで、東京駅へ行ったと書きましたが、某証券会社のセミナーに参加したんです.(巨災対から放射能レベル測定を依頼されたわけじゃないのじゃよ)
製造業の人には判ると思うけど、わたしは製造業勤めでしたので田舎の工場が職場の風景なわけです.新幹線のこだま停車駅からタクシーで¥5000払うような距離の、田畑の中に工場があるというのが製造業によくある風景です.トイレなんか汚くてさ.
某証券会社のセミナーはというと、東京駅から徒歩で行ける範囲にある金融関連施設内の高層階の会議室で、エアコンが効いていて株や為替のディスプレイが掲げてあって、キラキラ金満な風景でした.トイレは百貨店かホテルみたいに綺麗でした.
わたしは製造業だったけど、田舎でトイレが汚い工場ってのは最初から最後まで嫌いでした.元々製造技術をやる気はなかったし、開発者として都会のオフィス勤務で帰りにバーで道草みたいな生活じゃなくちゃ嫌でした.その願望がどれだけ達成されたかというと、製造業に23年間勤めた中で、都会のオフィスで帰りにバーだった期間は、通算で10年未満だったと思う.すなわちduty比=35%ってとこだったかと思います.
ソニーを辞めたメインの理由は勤務地と仕事内容でした.あのまま残っていたら宮城と岩手の県境に転勤になっていただろうし、開発者の仕事は望むべくもなくなっていました.
だがしかし、金融業にお勤めの人は都会のオフィスでうらやましいですな.東京駅徒歩圏内の金満ビルとかいい待遇じゃ.
それはとなりの芝生だって? そうかもしれんw 金融って転勤多いんでしょ?
話をセミナーの件に戻すと、そのセミナーの参加者がわたし一人だったの.申し訳なかったです.無料だし.開始前に講師からどの辺に興味がありますか?と訊かれて、それに合せて講義内容を変えてくれたみたいでした.おまけに質問し放題だった.また別のセミナーに参加させてもらいます.orz
【身の上話2】
「都会勤めでうらやましい」で思い出したんだけど、先日ちょっとした偶然があったんです.それは、わたしがどうして中目黒に住むようになったか、その動機に関わる出来事でした.
わたしが最初に就職したソニーマグネスケールは3年で学ぶものが無くなって退屈になり、仕事も腐っていたので転職を企てるなかで、ソニーの技術研究所(品川駅)に出向することになりました.都心のオフィスで開発者というお望みの境遇になりました.アパートは三軒茶屋に借りました.
技術研究所には大雑把に光DISK開発部とテープ開発部(わたしの所属)が在りました.一年に一回程度、茅ヶ崎の保養所で技研のマージャン大会をやっていました.その参加者の中に光DISK部のWさんという人が居ました.マージャンを打っているときの雑談でWさんが中目黒に住んでいると喋っていました.
それを聞いたとき、Wさんのコトをすげぇうらやましく思ったんです.ソニーの技研に勤めていて、しかも中目黒に住んでるのかぁ、いいなぁって.都心在住で都会のオフィスで開発者っていう境遇はあの頃のヒラサカ的には100点満点なんだもん.1994年ごろのマージャン大会での出来事だったと思います.
なんてバカバカしい事に執着する奴なんだと思われるかもしれませんが、ヒラサカの脳神経はそういう風にハードウエア構成されてしまっているので、アルツハイマーにでも罹らぬ限り変わらないと思われます.
時は流れ2016年、子供が公立中学校に上がり、奥さんはそこのPTA役員のヒラサカさんとして活動しています.そうしたら、奥さんが云うんですよ.
「ヒラサカさんのご主人って昔、三軒茶屋に住んでいませんでしたか?」
ってWさんから訊かれたと.Wさんを知っているかと.三軒茶屋というと、技研に勤めていた当時の住処であり、技研のWさんは2名居て、風貌からすると、光DISKのWさんである... そうか、そうだった...
20年以上の時を経て深層記憶が蘇ったわたしは奥さんに告白したんです.
「いままで、我々が中目黒に住んだ理由を、都立大学の生活圏内で土地勘があったことと、日比谷線で秋葉原へ一本だからだと説明していたでしょ.でも思い出したよ、オレに中目黒に住みたいという刷り込みをしたのがWさんだったんだ.Wさんがうらやましかったんだ」
ふいにわたしの前に現れたWさん.まだ直接会ったわけじゃないけど、会ったら22年前の茅ヶ崎でのエピソードをWさんに話そうと思ふ. (キョン風)
長く生きていると、遥か時を隔てた些細な出来事に支配される現在を認識するものよのう.(ちなみにわたしはたしか51歳)
【FXの勝率について】
取引で利用している某証券会社のビデオセミナーを視聴して、興味深いデータがありました.
ここではFXを為替取引の意味で使いますが、FXの解説本に書かれている常套句で、
「10%の勝ち組が90%の負けをかっさらってゆく」
というのがあります.それが覆るデータです.その証券会社でFX取引をやっている顧客の勝率データなんですが、
取引毎の勝率 70%
取引毎の利益額:損失額 35:65
取引毎の勝率が70%と意外に好成績です.にもかかわらず、利益:損失=35:65だというのはどういう意味かと云うと、勝ちはコンパクト、負けはジャイアント、という意味です.これじゃぁtotalで負けになりそうだなぁ.
そこで、年間totalの勝者:敗者はどんな比率かというと、
勝ち組:負け組 60:40
勝ち組=10%というほど世知辛くはないですね.勝ち組が60%居ますから意外に平和(ピンフ)です. (わたしは為替は苦手なので¥500ぐらい負けたところでリタイヤしたので負け組です)
3つの数値を総合すると、タンヤオドラ1の2000点をたくさん和了して半荘トップを狙う姿が見えているように思われます.意外と努力が報われているのかもなFX.
まだ話は続きます.あのBrexitの日にはこんな惨憺たる成績だったらしい.80もの損失額を見るだにつらい.みんな辛かったんだねぇ.
取引毎の勝率 55%
取引毎の利益額:損失額 20:80
勝ち組:負け組 50:50
さらに、強制ロスカットの金額比率が興味深いです.
通常時 顧客の意思でロスカット:強制ロスカット 87:13
Brexitの日 顧客の意思でロスカット:強制ロスカット 32:68
これはBrexitの日の参加者の68%が強制ロスカットを喰らったのではありません.強制ロスカットを喰らった人は一部だったが、その金額を合算すると莫大だったという意味だと思う.でもね、通常時でも13%が強制ロスカットだというのは多すぎやしないか? 前方不注意で事故ってる人は意外に多いようだ.おぞ~かしこ
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