2017年6月28日水曜日

宇宙戦艦ヤマト2202 第二章、密度濃かったよ (第三章予想も)

昨日、宇宙戦艦ヤマト2202 第二章を観たんです.

TV版の第3/4/5/6話が第二章として上映されたので、正味約90分の作品でしたが、密度が濃くて3時間ぐらいに感じました.

劇場作品としての2202第二章がどうだったかというと、脚本が頑張り過ぎというくらい頑張っている.エピソードを詰め込みすぎていて映画としての情緒が無い、と思います.だから2202はダメという気はありません.2202はTVアニメで30分のコマ切れ作品で観るのが良い、そういう造りになっていると思います.

それと、想像通りメカの画面レイアウトは2199よりも劣ります.スタッフの誰かが交代したんだろうなぁ.2199で見られた秀逸なメカレイアウトは今後も望めないと覚悟するべきでしょう.

以下はネタバレなのでまだ観てない人は読んじゃだめよ.

















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観てから30時間ぐらい経過しているので記憶がウロですが、思い出して書きます.

地球の某所にあるリバースシンドロームを訪れる古代とクラウスが目にしたのは、アンドロメダの工廠だった.クラウスは語る.リバースシンドロームでは時間の進行が外部の1/10になる.すなわち地球が元の青さを取り戻してからたった3年でアンドロメダ級戦艦を量産できたのは、リバースシンドロームでは30年が経過しているためである.
地球政府は、ガミラスにリバースシンドロームの使用権を与える見返りに、ガミラスの植民星の支配権と資源の採掘権を得るという、謂わば共犯関係にある.これが波動砲艦隊構想を支える密約なのであった.それを知った古代は激怒する.

新見女史を見舞う真田さんが云う「古代がリバースシンドロームの事を知ってしまったよ」

波動砲艦隊構想に反対の土方が太陽系第11番惑星へ左遷される時のエピソードが挿入される.主要なヤマトクルー数名に向けて土方は「お前達は地球政府に恭順するフリをしろ」と命じて去る.真田はそれを受けて「わたしはヤマトの波動砲封印を解く」と宣言する.古代が真田に殴りかかる音が聞こえる.

古代は地球防衛軍の藤堂に、テレザート調査を意見具申するが却下される.
ヤマト再起動を決意する古代は、森雪に地球に残れと告げるが、森雪は「判り合えなかったのね」と指輪を捨てて去る.婚約解消か? 南部チャンスか!

地球に居る旧ヤマトクルーは反乱を承知でヤマトへ集結する.ヤマトドックの警備を強化した地球防衛軍だったがヤマトの姿は無い.ヤマトは地下ドックに移動したのであった.遅れて到着した島大介を乗せてヤマトは飛び立つ.ヤマトは攻撃衛星にロックオンされるものの、銀河系界隈で最強のヤマトにとって衛星ごときは敵ではない.ショックカノンで軽く撃破.悔しがる芹沢虎鉄.

↓地球防衛軍はヤマト破壊命令を出す.アンドロメダがヤマトに接近.ヤマトはここでアステロイドリングでアンドロメダの火線を防御する.懐かしい.ここはじっくりと描いて見せ場にしても良かったのではないかと思うが、慌しくストーリーが進行する.
↓その頃、ガミラスの外交官ローレンが地球政府大統領にヤマトによるテレザート調査を進言していた.
↓アンドロメダとヤマトが交差する.アンドロメダ艦長山南は追撃する気がいまいち薄い.そこへ、藤堂から戦闘中止命令が下る.ヤマトの反乱が赦され、テレザート調査がヤマトの主任務となった.
アンドロメダ艦隊から8機のコスモタイガー隊が離反してヤマトへ合流.(篠原・山本)
月面の療養所で子供の世話をしている加藤がヤマトに参加できない事を悔しがっていたが、真琴に「行ってこい」と押されてヤマトに合流.(ここで加藤が乗っていた機のブースターはワープ機能付きだそうだ.加藤よ特攻するなよ)
さらに、アンドロメダ艦隊から篠原・山本の教え子30機が合流.

ここまでで、第2章はオシマイだろうと思ったのですが、、、まだ続きがあるんですねぇ.なんと早くもガトランチスが襲ってくるんですよ.

↓太陽系第11番惑星.土方が左遷された場所.斉藤もそこに赴任している.
↓ガトランチス艦隊の攻撃が始まる.防衛能力をほとんど持たない11番惑星はやられまくる.もしかしたらこの女性はガトランチスのスパイかもしれない.
どれだけが死んでどれだけが生き残ったのか判らない.斉藤は、救助を求めるために空間騎兵隊の一名をロケットで打ち上げる.そのロケットをヤマトが拾い、ヤマトは第11番惑星を目指す.

ヤマトは第11番惑星で避難民と斉藤達を収容する.

↓そこへガトランチスの大戦艦が6艦もワープアウトする.6艦の大戦艦が縦列し、軌道上から11番惑星へビーム攻撃.ヤマトはビームの餌食になってしまったのか?

ここまでで第2章は終わりです.トータル3時間にも感じられましたぞ.

だがしかしまだ終わらない、第3章の予告がものすごいのよ.

↓11番惑星にワープアウトした鰯みたいなのが全部大戦艦なんです.こんなのどうにもならん!
そして第3章のあらすじはこうなるのだそうです.
 苦難の連続で追い詰められた古代を見かね、ヤマトに密航していた雪が姿を現したところで、事態が好転することはない。必要に駆られ、惑星シュトラバーゼへと立ち寄ったヤマトを、二つの巨大な罠が襲う。ガミラスに革命を促さんとする反乱軍は、なぜヤマトを待ち構えていたかのようにシュトラバーゼを襲撃したのか。その混乱の中、古代はアケーリアス文明の遺跡の中でガトランティスの意思を体現する男と対面を果たしていた。
 宇宙の真理として絶対的な“愛”を説く男は、「おまえの愛を示せ」と、古代に恐るべき選択を迫るのだが……。

この情報からすると、第3章の7/8/9/10話はこうなるんじゃないかなぁ?
   7話      第11番惑星、大戦艦との戦闘
   8話      惑星シュトラバーゼ
   9話      アケーリアスの遺跡
 10話     大帝様と面会
展開が速いかも.福井晴敏脚本は素晴らしいが恐ろしい.

第3章は10月14日です.
↓劇場にあった第3章のポスター.
↓ネット公開された第3章のビジュアル.

福井さん、何を仕掛けてくるんですか?

かしこ

2 件のコメント:

  1. 2000円札1枚と100円玉2枚で舞台挨拶付きを観賞しました2017年7月4日 18:33

    >>それと、想像通りメカの画面レイアウトは2199よりも劣ります.スタッフの誰かが交代したんだろうなぁ.2199で見られた秀逸なメカレイアウトは今後も望めないと覚悟するべきでしょう.

    そういえば前作は出渕裕氏がスーパーバイザーで参加していたのですが、今回はスタッフロールに無かったような気がします。

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    1. 2202監督の羽原信義さんの代表作は「蒼穹のファフナー」なのでしょうねぇ.

      出渕裕監督の作品といえばひら的には「ラーゼフォン」でした.発散しちゃってけど.

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