2011年12月23日金曜日

実名でブログすることについて

ブログを書くのは初めてです.

ありったけの知人にブログやってますと言って廻っているので、知人の知人は知人で思わぬ方からブログやってるでしょと言われることがあります.ありがたいことです.多謝、多謝.

と同時に「実名でよくあんなこと書くよね」と心配されることもよくあります.

たしかにそうかもしれません.かつての所属会社を辛めに論評したり、政権批判したり、エロマンガが好きだと書いたりと、お行儀の悪い内容を実名で書いてますからね.

ブログを始めるに当たり、どんな内容を書くか、匿名で書くか、いやそもそもなんでブログを書くのかについて何を考えたか?

不景気ではあるものの、失業経験無くサラリーマンを継続的にやってる人が一番多いわけで、失業してみてはじめて知ることがいろいろあり、失業をリアルに考察しておくのは社会貢献になるだろうというのが一番の動機でした.なので、失業した理由シリーズや住宅リフォームシリーズを書いたわけです.失業行政手続きシリーズも書かなくちゃいけないと思っています.あまり筆が進んでませんが.....

書く内容は、どうせお行儀の悪い内容を書くことになるさと予想していました.それはわたしがお行儀の良い物事が退屈な性分だからです.ネガティブ事象である失業を題材にブログを開設したこと自体がお行儀が悪い行為ですから.

実在する会社を論評するにはそのレベルを考えつつやってます.某社の総務から「あなた様が書かれたブログの内容は根も葉もない作り話であり当社の名誉を毀損し.......」みたいな内容証明をもらわない程度にしておこうやとw.

なんで実名で始めたか?

ネットでは2chのような匿名メディアが一般的である一方で、その対極とも言えるfacebookみたいな実名メディアもあります. --------たったいまfacebookのアカウントを取ったら、知人がうようよいたので驚きました.写真つき実名メディアに自分を載せてる奴がこんな大勢いるとは思わなかった.facebook内なら写真つき実名でも安心だなんつうのはフィクションにすぎませんぜ!--------

サラリーマンの時は匿名の個人でいられました.代わりに社名が「社会向けの仮称」だったからです.ところが失業すると「社会向けの仮称」だった社名が失われます.すると困ったこともあって、ビッグサイトの展示会に個人では入れなくなります.仕方ないので名刺の自販機で 代表 平坂久門 なんつう名刺を作って入場したこともありました.技術系企業のサイトでは、所属企業の肩書きがないとアカウントを取れないところもあります.

そんなことが重なって、匿名性を捨てた方がよくなイカ?と次第に思うようになりました.匿名でしかほざけない悪罵を2chに書く趣味もないしね.昔は、匿名性にこだわったこともあって、ダイレクトメール等をシュレッダーにかけてから燃えるゴミに出していたこともありましたが、近頃は自分の生命保険の加入状況やクレジットカード利用明細をそのまま捨てて誰かに見られたとしても、そんなに不都合はないと割り切っています.どうせ、自分の購買動向とかweb履歴はAmazonと楽天とgoogleに筒抜けだし.

ネット社会においては、匿名性を守ろうとする個人の努力に比べると、マーケティングのために匿名性を剥がそうとする企業のパワーのほうがはるかに強大であり、いっそ無抵抗化してしまったほうが個人の利便性につながる.潜在的にそう考えている人が多くなったから、facebookに写真つき実名で載ることに抵抗感が少なくなってきたのではないでしょうか?

再就職の時に、平坂久門はこんなけしからんことを平気で書いてる奴だと思ってしまう小市民な人事担当者がいたとしたら、そういう会社にはどうせわたしはいたくなくなるので、こちらから願い下げで構いません.

そんなわけで、実名でブログを始めました.

むしろ、ブログってすでに古いメディアかもしれないってことのほうが、気になりますね.facebookのようなclosedなメディアで書いた方がいいのかもしれないし、Twitterの方がいいのかもしれない.わたしの文章はこのように長いのでTwitterでは短すぎるのでしょうが.

1 件のコメント:

  1. facebookは暫く前から使っています。

    ほとんど業務連絡用というか、仕事以外での友達の少なさに自分にびっくり・・。

    匿名性/非匿名性のそれぞれの良さは、発信の前提が匿名/非匿名であるかの違いでしょうかね。facebookの場合は原則知り合い相手なので、「お知らせ」的な心持で、ブログは「発信」という感じでしょうか。

    結果としてfacebookで無茶な論争はあまり見聞きしません。ブログ(や匿名掲示板)の方は・・。

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