1月放映開始作品
「魔法少女まどか☆マギカ」
ちょうど震災の直前か直後があの神回の第10話でした.津波と原発爆発でアニメ放映どころじゃなかった時期でしたが、1ヶ月後ぐらいにまとめて放映されました.わたしは第9話までは、そんなに高評価ではなかったんです.魔女っ娘モノの作り方の一つとしてありだよねぐらいにしか受け止めていなかった.ですが10話でストーリーの大仕掛けが判って、その絶望の巨大さに恐れ入ったのなんのって.そして最終話の終わり方は、絶望が無限大に拡大して終わったのだと思います.不景気しか知らない世代が固定化された時代背景と、この絶望の無限ループ作品が登場したのとは関係ありってことなんでしょう.
「フラクタル」
これはおよそありえんってくらいつまらなかったです.東浩紀が自由と責務について語りたかったようですが、途中でバカバカしくなって観るのをやめました.山本寛にはこれで終わって欲しくはないですが、アニメ市場がアニメマニアによる草の根的な支持で成立している実情のわりには山本寬は挑発的言動が多いように思われ、山本寬なら観るから山本寬なら観ない買わないになってしまったのではないかと心配です.
「君に届け2ND SEASON」
IGが少女マンガか? IGを利するものが何かあったんですかね?
「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」
津波のシーンがあったから、その回が放映されなかったという過剰な自粛に見舞われた作品.非実在青少年条例が都議会で可決された直後だったので、その関係でカットされたのかと思ったけどそうではなかったようです.
「みつどもえ 増量中!」
下野紘という声優のことをおもしろいと気づきました.
「フリージング」
女性がエロく闘うアニメはなんでも好きなんですが、この作品はサテラ先輩萌え~だったのでとても満足して観ることができました.最近登場頻度が減っている能登麻美子さんの声もよかったです.
「放浪息子」「夢喰いメリー」「IS 〈インフィニット・ストラトス〉」「GOSICK-ゴシック-」「レベルE」「ドラゴンクライシス!」「これはゾンビですか?」「べるぜバブ」「這いよる!」「Rio -Rainbow Gate!-」『放課後のプレアデス』「CARDFIGHT!! ヴァンガード」「ダンボール戦機」「ウルヴァリン」
これらには感想はないです.
4月放映開始作品
「日常」
日常を描いてヒットした「けいおん」の京アニがまた日常をやるというので、鳴り物入りで登場した感のあった「日常」でしたが、サクッとハズれました.考えてみると非日常なストーリーすぎたのでは? 魚の切り身が飛んできてもそれをどう楽しめばよいと?
「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」
こういう作品が登場し、それなりにBDや関連商品が売れて一件落着することはアニメ業界にとってとても良いことだと思います.「とらドラ」のたしか25話の演出が尋常じゃなくて、長井龍雪って何物だ?と気づきました.彼は長浜忠夫のような濃厚な演出をさほどクサくなくやってしまう貴重な存在と思います.「あの花」はちょっとわたしてきにはクサかったですけど.2012年1月は「あの夏で待ってる」でまた長井作品を観られるので楽しみです.
「花咲くいろは」
作画の乱れもなく順調に完結しました.しかし話はつまらなかった.おもしろくしようのない設定.あの安定したスタッフ能力を「電波女と青春男」につぎ込んで欲しかった.
「電波女と青春男」
4~5話までは極めておもしろかったんですが、その後、製作スタッフが力尽きたのか、最終話などは近年まれに見る不出来で終了.この不安定さがシャフトなので仕方なし.
「青の祓魔師」
全般的に低調でしたが最終回直前にすごくおもしろくなったので、間延びさせすぎたのでは?
「デッドマンワンダーランド」
こういう設定の奇矯さだけでつなぐストーリーって、疲れるんですけど観てしまいます.完結したんですか?
「聖痕のクェイサーⅡ」
間延びしすぎ.惰性で作るのもいいかげんにしなされ.
「神のみぞ知るセカイⅡ」
2クール作れてよかったと思います.
「銀魂」「Aチャンネル」「DOG DAYS」「緋弾のアリア」「C」「アスタロッテのおもちゃ!」「そふてにっ」「Steins;Gate 」「Dororonえん魔くん メ~ラめら」「変ゼミ」『よんでますよ、アザゼルさん。」「へうげもの」「まりあ†ほりっく あらいぶ」「星空へ架かる橋」「俺たちに翼はない」「TIGER&BUNNY」「SKET DANCE」「トリコ」「30歳の保健体育!」「戦国乙女~桃色パラドックス~」「ユルアニ?」「世界一初恋」
これらに感想はありません.
7月放映開始作品
「BLOOD-C」
最初からスタッフのやる気の無さというか不協和音が画面ににじみ出てきて不幸が止まらなかった作品.BLOODって最初の劇場版の出来が良かった以外は全てハズレだけれど性懲りもなく企画が通るのはなんででしょ? 下手な演出で制作してもプラモが売れるからOKなガンダムとちがって、演出で勝負するしかないBLOODを企画してこれはないでしょう.いいかげんに安易に企画を通すのやめたらどう?
「ダンタリアンの書架」
「屍姫」ぐらいのおもしろさを期待しましたが、緊迫感が全然生じないストーリーでした.
「NO.6」
良かったのは前半だけでした.スタッフの力量不足でダメになったというよりも脚本が悪くて最初から失敗が確定していたと思われます.鉄壁の管理社会が蜂で壊れたってカタルシスないです.
「輪るピングドラム」
最終話を見終わって数日経過しましたが、まだよくわかっていません.これは傑作なのか駄作なのか? それはともかく、こんな作品を放映するだけの産業力がアニメ業界にあると追確認できて本当によかったです.
「神様ドォルズ」
先史文明かなにかの遺物を扱う選ばれし者というのが「ガサラキ」とダブるんです.選ばれし者の狂気が足りなかったのがキレ味不足になったのではないでしょうか?
「神様のメモ帳」
似た作品名がダブったものです.録画マシンの不具合で観れてないんです.
「バカとテストと召喚獣にっ!」
2期が放映されてよかったです.
「夏目友人帳 参」「セイクリッドセブン」「THE IDOLM@STER」「うさぎドロップ」「ゆるゆり」「異国迷路のクロワーゼ」「まよチキ!」「猫神やおよろず」「ロウきゅーぶ!」「いつか天魔の黒ウサギ」「ぬらりひょんの孫~千年魔京~」「R-15」「魔乳秘剣帖」「快盗天使ツインエンジェル」「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE1000% 」「森田さんは無口」「にゃんぱいあ The Animation」「BLADE(ブレイド)」「モンハン日記ぎりぎりアイルー村G」
これらに感想はありません.
10月放映開始作品
「Fate/Zero」
画面レイアウトが良くできています.理屈っぽくて長いセリフが心地よいです.全般的に高品質ですが、12話を費やしたわりにストーリーがあまりに進まなさすぎじゃないかと心配になります.4月から続きを放映するんですよね? 26話で終わるんでしょうか?
「機動戦士ガンダムAGE」
「団結して闘うんです」と政治家みたいなセリフを子供にしゃべらせて大人がそれに従ってるストーリーを容認できないわたしがここにいます.痛感するものが全くない作品.スタッフは1stガンダムの爪の垢でも煎じて飲んだらいかがでしょうか?
「僕は友達が少ない」
注目度の高い作品のわりに、作画品質の凡庸さに驚きを隠せないわたくし.少々残念.仕切り直して続編作ってほしい.
「侵略!?イカ娘」
永遠のサマー.1stシーズンにひきつづきおもしろくでGOODでした.OPが大人しかったのが残念.
「未来日記」
設定の奇矯さでひっぱるストーリーとしては「デッドマンワンダーランド」とわたしにとっては同類.いちおう観ますが疲れます.
「灼眼のシャナⅢ(Final)」
新年もまだ続きますので完結してません.わたしは悪の悠二が勝つことを願っています.なにせ「Death Note」でキラを心から応援していたわたしですから.
「ラストエグザイル~銀翼のファム~」
1stラストエグザイルでは、宇宙航行種族が支配者だったというハードSF設定と、人物描写のプアさが乖離していてさっぱり感情移入できませんでした.今回もそういう出来かと心配しています.
「ベン・トー」
これがよくアニメになったものよ.風邪をひいた槍水仙は可愛かったです.
「ギルティクラウン」「WORKING’!!」「たまゆら~hitotose~」「C3(シーキューブ)」「境界線上のホライゾン」「ペルソナ4」「ちはやふる」「UN-GO(アンゴ)」「君と僕。」「マケン姫っ!」「ましろ色シンフォニー」「真剣で私に恋しなさい!!」「世界一初恋 2」「ファイ・ブレイン ~神のパズル」「バクマン。2」「テニスの王子様 ベストマッチ」「バトルスピリッツ 覇王(ヒーローズ)」「クロスファイトビーダマン」「フジログ シーズン2」「gdgd妖精s(ぐだぐだフェアリーズ)」「戦国☆パラダイス-極-」「ちび☆デビ!」「HIGH SCORE」
これらに感想はありません.
では、来年もアニメマンガ業界が発展するよう祈っております!
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