折良く、OHM社製の、あきばおーで安売りしているLEDランプがプッツリと点灯しなくなってしまったので、その死体を解剖することにしました.LEDランプが切れるとは、残念です.
↓普通のLEDランプ. 7Wで500lmぐらいの製品です.
↓ 白いキャップを外すとLEDが5ヶついてます
↓LEDがハンダづけされている基板はアルミでした.もちろんヒートシンクもアルミ.基板とヒートシンクはシリコングリスを塗ってビス止めしてありました.
↓ヒートシンクは電球の筐体も兼ねていて、中央部の空洞にLEDドライバ回路が収まるようになっていました.
↓LEDドライバ回路を分解した状態.シリコンモールドされていたのでシリコンを剥がしたらこんな有様になってしまいました.
↓これがドライバ基板です.SWレギュレータ式の定電流回路だと思われます.故障原因はこの回路の不良です.
↓取り外したLED基板を、電源から直接ドライブするとLEDはちゃんと光ります.定電流駆動してみたところ、電圧は13.7Vになりました.ゆえに5ヶのLEDは直列接続されていると推察されます.5mAも流せば結構あかるく光ります.下図では22mA流しているのですごくまぶしいです.
↓読者様から電源ICはHV9910ではなかったですか?と指摘されましたので、虫眼鏡でみたらEZ1317と刻印されていました.たぶんfairchildのFSEZ1317の可能性があるように思いました.
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PICで辿り着きました。
返信削除このLEDのICはこれではないでしょうか?
http://www.supertex.com/pdf/datasheets/HV9910B.pdf
中華でポピュラーだったようです。
友人が直管タイプのLEDを中国で作らせて商売しようとしてるけど、やめたほうが良いと忠告してます。
彼は以前にも中華発電機輸入で痛い目に会ってるんですけどね。
情報ありがとうございます.
削除本気でじーっと虫眼鏡でみたらfairchildっぽいかんじがしました.
じつはOHM電機には痛い目に遭ったことがありまして、電球型蛍光灯が普及し始めの頃に、OHM電機の製品を大量に買いましたら、バシバシ切れて「電球の寿命の蛍光灯かよ」と思ったことがありました.
今回は「電球の寿命のLED」で大量死しないことを祈ります...
直管LEDはいわゆる安定器との相性を回路で吸収するために回路はいろいろと大変らしいですね.
FSEZ1317 はたしかF社のはずでコントローラとパワー段が一体化されていますね。
削除このたぐいで一時電圧に比例して電流を取り、パワーファクタを改善したものと受光素子を付けて明るさを一定にしたのがあるようです。
寿命表示は明るさが50%になったときとしますので、これだと有利に超寿命に出来るわけです。