今朝のニュースを見ると、安保法案が参議院を通過したのって昨夜の2時だったそうで、あんな法案通すのに丸々2日以上かかった計算ですかな?
成立したあの法律で本当に自衛隊が自由に戦争が出来るようになったのならおめでたいのですが、相変わらず自衛隊の手足は緊縛状態であって、「報復のために占領もできる軍隊を日本国は持っているって判ってる?」と相手国(北朝鮮など)を脅す効果はありません.残念です.
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参議院の委員会採決でのゴタゴタ映像を見ていた時に、あぁそうだったのか、と気づいた件がひとつ.
安保法案が荒れだしたキッカケは、国会に憲法学者を3人召喚したら3人とも「憲法違反です」と言ってしまった6月のあの事件以来でした.その主犯はこの人だったというのが通説のようです.バカメwww
その事件の後、国会での審議を尽くして野党のご理解を得て安保法案を通すという名目で、国会の会期を9月末まで延長するコトになりました.
これねぇ、次の3つの選択肢のうちの一つです.
1) 会期延長せずに夏休み前に安保法案をサクッと通す
2) 一旦取り下げて、秋~冬の臨時国会を召集して安保法案を通す
3) 会期を9月末まで延長して、野党からたくさん攻撃された末に安保法案を通す
官邸が選択したのは(3)だったわけですが最も面倒な方法だと思われ、どうして(3)なんだろうなぁと不思議でした.
どうして(3)だったのか?
安倍さんは安保法案よりも自民党の総裁選挙を重視したのだろう.
9月17日の夜のTBSなんか酷かったわ.
自民党の河野一郎に岸井がインタビューするコーナーで、河野一郎に安保法案を批判させる番組作り.自民党議員ですら反対する安保法案という番組作りのために河野一郎にバリューがあるのはよく判る.そして岸井が「マスコミとしてこの法案を廃案に持ち込まなければなりません」と結ぶ.そこまで旗色を鮮明にしちゃったらBPOが黙ってないんじゃないですか?
岸井は言う「安倍さんは自民で少数派なんですよ」と.自民党内ですら少数意見である安保法案は廃案がふさわしいという流れの番組.
なるほど一理ある.安倍さんが自民党内で少数派閥なのは岸井が言う通りであって、6月の船田元の憲法学者人選ミス事件後の一時期に、官邸はかな~り弱っていたらしい.激悪展開では自民党内乱で安倍退陣.悪展開では9月の自民党総裁選で再選不可.
その芽を阻止するために官邸は、あえて迂遠な選択(3)をしたんじゃなかろうか?
すなわち、
・安保法案はダラダラと審議させて一時保留
・反対デモは好きにやらせておく
・自民党国会議員を公務で多忙にさせるために総裁選後まで会期延長
・自民総裁選に勝ってから安保法案を通す
ひら的には6月~9月の出来事をこのように総括したいと思います.
・やっぱ身内の反乱はダメージ大きいわw (6月の船田事件)
・野党の戦い時は6~7月だったはずだが、マジメに闘う気は無くポーズだったと推測
・9月の自民総裁選で無投票再選して安倍さん復活
・全て済んだ9月17~18日の時点でする反対は無駄 (真剣だった人々よ、ご苦労w)
かしこ
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