ちょっと有名になったこの写真の老人.横浜で事故って子供を殺してしまいましたがどうやらボケでいるらしいという、またそういう事故かーと思わせる人です.
動画で見ると、もう半分あの世に逝っちゃってるなぁっていう感じがします.87歳だそうで、この風貌でこの表情であの動作でありながらも、軽トラを運転してする何らかの自営業の現役だったのでしょう.
自営業には定年が無いですから、何歳になっても働き続けられるのがメリットなのですが、このヨボヨボさですと、家族の誰かが引退させられなかったのかねぇと思わざるを得ません.
奥さんに先立たれたのかもしれないし、年金だけじゃ生活できないとかいう背景事情が在ったのかもしれません.本人が「自分は元気だよ」と思っている老人に誰が引導を渡すのかは難しい問題deathね.意識明瞭な後見人が身近に居るかどうかにかかっていますから、後見人が不在だったら事故って再起不能になるまで運転が止まらないです.
私自身が50歳台になり、老人の生態を身近に知る場面が多くなってきましたので、ランク付けしてみます.(男性の場合)
60歳代なんてどいつもこいつも元気で全然問題ないです.
70歳代は、半分ぐらいが病気で半死に状態、半分はまだ元気.
80歳代は、50%は鬼籍入りで、25%は半死にで、25%は表面上は元気だけど、それでも東京の道を走れるだけの運動神経が残存している人はレアケース.農道ならOKだろうけどな.
まして87歳においておやです.繰り返しになりますが、誰か止めろよってw
誰かが運転を止めたケースを3つ.
わたしの父親(存命)の場合は、70歳代の初めの頃に酒呑んで運転して、私道の入り口に駐車している近所のクルマにバコバコぶつけて帰宅するという、極めて危険な運転状況になり、意識のはっきりした母親にクルマを処分されて運転しなくなりました.本人はあまり重大と思ってなかったらしい.ボケも入っているので、運転封印は当然でしょう.
義父(病死)の場合は、長年運送業をやってきた人だったので、運転には支障はなかったし、死ぬまでボケなかったが酒の飲みすぎで肝臓が劣化してたので、70歳代の初めの頃に自分でクルマを処分して運転を封印しました.当然でしょう.
80歳台の知人は、運転するとすぐにぶつけるんだけど、ぶつけた事に気付かないという危険な状態なので、運転を封印したそうです.自分で封印したのか家族に封印されたのかどうかは知りません.
肉体が頑健なままボケると何かと支障がありますね.
ボケてたら運転免許を没収する制度に異論はありません.でも、ボケはまだらに進行するので、運転免許試験場では偶然元気だったり、医者の前ではシャキッとしちゃったりするので、ボケの初期段階ですと見逃しは防げない気がするんです.家族なら、「あらやだ、おじいちゃんたら文字が読めなくなってる!」っていうような異常を察知する瞬間があろうかと思うのですが.そもそも、免許試験場まで一人で行けるくらいに元気な日にボケ試験を受けるんだからゼッコーチョーでパスするだろうさw.ザルすぎて泣けてくる.
横浜事故の87歳は、事故った朝の直前に徹夜で東京と神奈川をグルグル走り回っていたらしいです.これなんか、まだらボケの典型例のような気がします.今回事故らなかったら、3日後とかに何事も無く帰宅して、真人間に復帰してたかもしれない.バグの多いゲームを何度もリセットしてるみたいな人生末期w
75歳の誕生日から一年以内に運転免許を返納したら5万円を贈呈みたいな、運転封印インセンティブが在ったらわたしは早期返納するかもしれんです.すでにそういう制度があるのかな?
軽トラにも自動運転が普及する日がいつになるかは判りませんが、その日が来るまでまだらボケ老人達は密かに走り続けるのでしょう.おぞ~
エイメン
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認知症の人に運転許すより自動運転認可した方が安全になりそうですねー。
返信削除どちらもひかれ損ですけど。クマに襲われたり、自動運転車に轢かれたり、今後は死因がバラけそうですねー。
自動運転に轢かれたら請求書を自動車メーカーに回す.これが普及の決め手でしょう.がんばれ損保.
削除いまのところ、生活のために車を運転する機会は訪れません。いいことなのかどうなのか。
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