2025年11月24日月曜日

「この本を盗む者は」 みるべきかみざるべきか 12月26日公開

アニメ映画「この本を盗む者は」は広告費が比較的潤沢のようで、TVCMがますます盛んになりつつある.劇場公開は12月26日.

観ようかスルーするか、悩ましい.

得体のしれないアニメ映画でとにかく嫌で嫌でたまらないのは、
 「セカイ系+賑やかしのラスト」
という昨今とても多いパターンですわ.
あぁまた喰らっちまったと反吐が出るのはいつもこのパターンなんだもん.

悪い賑やかしの例を2つ挙げる.

空の青さを知る人よ
途中までは悪くなかったんだけど、幽閉されてた幽霊が外部へ出て主人公女子と一緒に空を飛んじゃう.あれでもうついていけないわと引いた.

アリスとテレスのまぼろし工場
途中までは悪くなかったんだけど、永遠セカイから脱出するために電車を爆走させて、それがどうしたの?って引いたわ.ものくそエロいキスシーンがもったいないったらない.

優秀な例を2つ挙げる.

ジークアクス
ラストでガンダムが出てきちゃうは、ガンダムが巨大化するわ、もう無茶苦茶なんだけど、視聴者をあのセカイに引きずりこんで、「うわぁぁぁ」って仰け反らせてたじゃん.あのステージへ引っ張っていけるかどうかが製作者のチカラだ.

シンゴジラ
ラストの「無人在来線爆弾」なんかマンガじゃん.それまでのシリアスの全否定シーン.けれど旬の映画監督には無茶をやっても観客を納得させちゃうオーラがある.(ゴジラ1.0は想像の範囲内の凡庸であんなのを評価する俺じゃねぇぜ)

↓それで「この本を盗む者は」の新しめなPVがこれ. 「セカイ系+賑やかし」の匂いが充満している.ヤバさしか感じない.

SPECを見る....

原作が人気小説らしいので、そんなに酷いことにはならないとは思う.

広告宣伝費が潤沢なのはKADOKAWAのおかげっぽい.ANIPLEXは噛んでないみたいよ.

監督の福岡大生の過去の監督作はこんなで、あまりパッとしない.
 結城友奈は勇者である
 ダンガンロンパ3
 神クズ☆アイドル

制作スタジオ「かごかん」は初耳だが、先だってSHYを作ったんだってさ.2022設立.
社長の比嘉勇二は本作のPを兼務している.
いろいろな作品のPをやっているようだが、ヒラ的に評価高い作品は「クズの本懐」かな.


本作が好評で一気に監督やスタジオの知名度が向上したらよろしいけれど、その確率は20%も無いだろうなというのが下馬評だ.(ただしソースは俺)

自分が見に行くかどうかは判断保留.評判を聞いてからでもいいかな.

かしこ

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