2011年11月6日日曜日

心霊体験シリーズ004 子犬の死を予知したオバサン

久しぶりの心霊体験シリーズです.(前回はこちら)

心霊体験といったって、私はいわゆる霊感なんかない人なので、変な物をみることはないわけです.

そんな私ですが、最初になんじゃこれはーと思ったのは、中学生のとき.
ゲバ君の家で、前場君と私の3人でオイチョカブをやっていたときのこと.

2枚目の札を引いた時点で私の手札は8になりました.普通はこれでステイすべきところですが、なぜか、なんでだかわかりませんが、8でステイすることを私は全く考えませんで、もう一枚エースを引いて9にしました.前場君に
   「えーっそれイカサマじゃないのー」
と言われて、アレ?おれってどうして次にエースを引くことをわかっていたんだろ? キョトンとなってしまいました.

そのとき、私は次がエースだから当然もう一枚引くのだとしか考えなかったんです.なんでだかはわかりません.どうしてだろう???

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次になんじゃこれはーという体験をしたのは、大学生の時まで飛びます.

私の実家は伊勢原駅からバスで15分ぐらい大山方向へ入ったどうしようもなく不便な土地です.その日、バスで伊勢原駅方面に出るために、実家の最寄りのバス停でバスを待っていました.わたしの他におじさんが1人と、おばさんが2人バス待ちしていたと記憶しています.

すると、どこからともなく、生後まもない子犬がクンクンとバス停にやってきました.

すると、バス待ちをしていたおばさんの一人が異様な騒ぎ方を始めました.
   「ちょっと、轢かれちゃうよ」
   「だめだめだめ、こっちに来なさい」
   「あーもう、あぶないあぶない」
   「やめなさいやめなさい」
その周章狼狽ぶりたるや、どうしたんだ?とまじまじとおばさんの顔を見てしまうほど激しく、わたしとしてはそのおばさんの異常な狼狽ぶりに狼狽してしまうというくらい異様な有様だったのです.

少ないけど車が通る場所ですから、そりゃぁ危ないと言えば危ないけれど、そんなに騒ぐことかぁ? などと考えていたわたしです.子犬は相変わらず付近をクンクンしています.

そして子犬が歩道の段差から30cmぐらい車道に出たと思った刹那、125ccぐらいのオフロードバイクがトトトッとやってきて、フロントタイヤの側面で子犬を弾いてしまいました.子犬は首の骨を折ったのでしょう、外傷はなかったけど即死でした.運転手のおにいさんはあちゃーっという表情をしています.バス待ちをしていたおじさんが子犬をつまんで路肩に放置し、状況終了しました.

あれほど狼狽していたおばさんは鎮まっていました.

おばさん、それって虫の知らせってやつだったんですか?

--続く--

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