2016年6月12日日曜日

UKがEUを離脱? しないと思うけど、、、

6月23日にUKにて国民投票があるそうです.EUから離脱するかどうかの意見を国民に問うのが目的です.

わたしがUK人だったら迷わず「離脱」に投票しますけど、それは個人の意見.UKの総合的意見としてそんなトンデモな方針が了承されるもんなのかねぇ? 世論調査では離脱派が優勢とも言われます.

数年前にはスコットランドが分離独立するかで国民投票をやったUKでしたがそれは否決されました.あの時スコットランドが独立してたら、スコッチウイスキーが品薄になって価格が暴騰して、、、と心配していたわたしでした.否決されてよかったよかった.

スコットランド独立を日本に置き換えてみると、沖縄が独立したいかどうかを沖縄県民の投票で決めるようなものでしょう.EUからの離脱は、日米安保を破棄するかどうかを国民投票で決めようとするみたいなものかな.そんなもん国民の投票で決めてたら国が持たないんじゃないか? たかが投票日の時点で生きてる国民ごときが決めちゃいけないこともあるだろう.自国の歴史を尊重する心があれば、そのように謙虚になれるのではなかろうか?

しかし連邦国家というのは、USもUKもソ連もガタガタしててなにかとめんどくさいもんですな.ソ連なんか「ロシアは離脱する」と宣言したら即死でした.UK連邦が分裂含みなのだからEUからの離脱なんかへでもねぇってのがUK国民の気持ちなのでしょうか? 折しもUSでは大統領一人決めるのにあの乱痴気騒ぎ...
それらに比べたら日本はいい国だなぁと思いませんか? 日本中を旅して何処へ行っても日本は日本ですから.北海道州が分離独立のテロとか、そんなアホは決してないもの.日本人からしたら「ロシアは離脱する」が通用する意味が判らない.

EU離脱の国民投票では、高齢者は離脱、若者は残留、なのだそうです.現状変更を忌避する高齢者というよくある図式と逆なのが面白いです.ゆえに、投票率が低ければ離脱、投票率が高くて多くの若者が投票すれば残留、そういう傾向だとか.

先だってUKは、EUとの交渉でUKに特別な譲歩を引き出したそうです.
  1.移民に対する福利厚生の制限
  2.EUが目指す統合から英国が免除される自由
  3.シティの金融機関へのEUからの規制強化をしない
これは充分美味しい条件じゃぁないか?

この譲歩を引き出すために「国民が離脱を選択しちゃうぞ」とブラフに活用したのは想像できますが、それでもUK国民がEU離脱を選択してしまったらキャメロン政権はババ引きでツイてない気がします.上の1~3で名より実を取るには充分だろうに...

はたしてどーなりますか?


人気ブÍグランキングへ

0 件のコメント:

コメントを投稿