2016年6月19日日曜日

【賞味期限】 ISS乗組員は宇宙芋を食べるのか?

寄生虫が怖くて魚が食えるか!というわたしです.生魚を捌いて血だらけのまな板の上に線虫がうにゅっと居ても気にせずにその刺身を食ってしまいます.

加工食品については、賞味期限が過ぎても食えるなら食える!というわたしです.まずは食ってみる.ダメなら捨てる.かつてこのような失敗もありました.もう少し慎重に調理すればよかったという後悔を感じました.

意外ですが、古い小麦粉を食べると死ぬことがあるそうです.古い粉の中ではダニが繁殖しているケースがあり、ダニを食ってしまってアレルギーに当って死ぬ恐れがあるのだとか.米びつの底の方とか大丈夫なんですかねぇ?

というわけで今回も、賞味期限切れ食品トライのコーナーがやってまいりました.

本日トライする食品はこれ、「宇宙食の大学いも」です.たしか、日本科学未来館で買ったのだと思う.賞味期限が2010年ですから、2008年ごろに買ったのかもしれません.
ワインはビン内熟成で美味しくなります.それと同様に、フリーズドライの宇宙食も保存期間が経過すればするほど熟成して美味しくなると友人の宇宙飛行士から聞きました.この「宇宙大学いも」は6年間熟成したので、そろそろ食べ頃かと思います.

宇宙ステーションとなるべく同じ条件で食べてみようと思うので、部屋の人工重力発生装置をオフにしました.

↓開封.目に飛び込んできたのは、カレーライスのジャガイモのようなコロコロとした意外な形状です.食べやすさを考慮して、マックポテトのような形状に切断するものと思っておりましたもので.そして、表面の砂糖が多すぎです.サツマイモの表面をびっしりと覆う砂糖の層を見て、その劇甘な風味を予想するだにドン引きといったビジュアルの「宇宙大学いも」です.
↓一口で食べて甘すぎて吐き出すのも下品ですので、砕いて食することにしました.断面はスナック菓子のようにサクサクしています.水で戻したりせずに、このまま食べます.
食べてみますと、たしかに大学いもの味です.表面の分厚い砂糖の層が甘すぎる他にはとくに問題はありません.しかし感動するほど美味というほどではありません.フリーズドライのため、食感はサツマイモというよりも表面が硬目のマカロンのようです.

ひとつ問題が.砂糖の粉がやたらと無重力空間に舞い散るので、砂糖を吸い込んでむせてしまいました.ここは宇宙食として改善の余地ありかと思います。

賞味期限切れゆえの懸念点は、包装に穴が開き、そこから侵入したダニが内部で繁殖し、ダニアレルギーで死ぬといういつものパターンです.困ったことに、開封した宇宙芋のパッケージを光に透かして観察すると、何箇所かのピンホールを発見しました.おぞ~

また一歩、宇宙が身近になりました.

#宇宙芋から造った宇宙芋焼酎があったらもっとよかったと思ふ

かしこ


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