
今後しばらくは、実技授業で学んだことをポツポツ書こうと思います.
実技授業では、最終的には右図のようにトイレと洗面とキッチン居間を作っていきました.広さは全部で3畳です.

この職業訓練では、ほぞ加工(下左)はやりませんでした.ほぞ加工はリフォームの域を超えているのでしょう.いまどきのほぞ加工は、下右のように木材加工工場でやってしまうことがあるそうです.断面が丸くなるのは木材用のフライス盤で削るからです.

床の工事でわたしがへーっと思ったのは合板の張り方です.1800x900の合板を右図のように切り張りするのですが、壁および接合面にわざと2mmぐらい隙間をあけるんです.これが床の鳴き止めの役に立ちます.みっちりと突き合わせてしまうと歩くとギシギシと音を立てる家になってしまいます.
同じ事は、合板の上に張るフローリングについてもいえます.フローリングを壁から少し離しておくのが床鳴き防止に役立ちます.

フローリングの固定は、凹部に斜めに釘を打ちます.ポンチで釘の頭が隠れるように打ち込みます(下図).少し練習すれば出来るようになるでしょう.

フローリングを張ったあとで巾木を取り付けます.壁とフローリングに床鳴き防止のために隙間をあけたとしても、巾木で隠れて見えなくできるわけです.巾木はボロ隠しのために付けます.巾木の固定は、接着剤+隠し釘あるいはタッカーでやります.
厄介なのは段差つきの出隅につける巾木です.下図のように複雑な構造になるんですが、ここの施工は押し切りで45度に切断したあとでカンナで少しづつ削って合わせます.わたしはこういう作業が好きなのでおもしろかったです.
というわけで、フローリング張りはやればできますわ.
ただし、施工後のフローリングに傷をつけないように、養生ベニヤを上に敷きしましょう.脚立を立てたりしたら、一発で傷がつきますぞ!!!
つぎへ 前へ
人気ブログランキングへ
0 件のコメント:
コメントを投稿