起業してみようと思ったりして （その３） 法人登記

前回は定款を作成しましたので、昨日は法人登記をしてみました．

準備する書類はこんなところです．そんなに大変ではありません．
●定款    （なぜか紙媒体を提出）
●印鑑登録届     （所定の用紙にチャチャッと書くだけ）
●収入印紙  １５万円     （高額でびっくり）
●資本金計上について   （自由書式）
●資本金払込証明書     （自由書式）
●CD-Rに会社のパラメータのTEXTを焼いたもの  （自由書式）
●登記申請書   （自由書式）
●個人の印鑑登録証明書   （区役所にてGET）

定款はすでに作成済みなので問題なし．

印鑑登録は、自分個人の実印を会社の実印に流用すればOKです．

収入印紙１５万円は高額すぎます．公証人の５万円も高額すぎます．ひさん．

資本金なんたらの書類にはおきまりのテンプレがあるのでそれに倣って書きます．

CD-RのTEXTには、社名、住所、公告方法、営業内容、発行可能株式総数、発行済株式の総数、資本金、役員名 などを書いた.txtです．役所がコンピュータで読み取るらしいです．

登記申請書には、CD-Rに焼いたtextと似たことを書きます．次の文言も追加します．

   ・発起人全員の同意書                               定款の記載を援用する

   ・選任決議書                                               定款の記載を援用する

   ・発起人の過半数の一致を証する書面      定款の記載を援用する

   ・就任承諾書                                               定款の記載を援用する

これらはホントは一筆書くべきなんですが、定款にも同じ事が書いてあるのでそれでいいでしょというお断りです．   -----これが後で問題を引き起こします-----

さて、これだけできたら、法務局へ行き提出します．わたしの最寄りは法務局目黒出張所です．目黒出張所はまもなく廃止され、渋谷局に統合されるそうです．目黒出張所には不動産登記のために何度も行ったことがありまして、いかにも昭和の役場という淀んだ雰囲気なので、無くなってしまうのは残念です．

最初に相談コーナーで、係の人にこれでいいでしょうか？と相談します．そしたら、これだと登記できないところがあると言われました．電子定款には実印を押す場所がありません．また取締役の就任承諾書等の書類は、定款を援用しているので作成していません．すると何が起こるかというと、法務局に提出する書類のどこにも、奥さんの実印が登場しないという不思議な書類一式ができあがってしまうのです．これは、書類をつくっていて気づいていたことなんですが、電子定款なんだから仕方ないんだろうと思っていました．法務局の係の人も、電子定款で書類を作るとこうなっちゃうんだよなぁと悩んでいます．係の人が奥にいるボスに尋ねたら、奥さんの実印を登場させるために取締役の就任承諾書を追加してくれということになりました．

法務局は法人登記申請書一式を受領してくれまして、わたしは一旦家に帰って追加書類をサクッとつくって、その日に法務局へ追加提出しました．こうして、法人登記申請手続きは終わりました．

この後は、4月10日に登記完了になりますので再び法務局に出頭します、税務署や銀行口座開設などの手続きは4月10日にやるつもりです．それはまた報告します．

ここまでの起業費用は、

●法人登記印紙代    ￥１５万

●定款作成   ￥５８,０２０      （振込費用￥４２０＋印鑑証明￥６００を含む）

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