2015年11月26日木曜日

白熱灯と蛍光灯が輸入・製造禁止へ2020年

2020年に白熱灯と蛍光灯が輸入・製造禁止というニュース.業界を挙げて作り溜めするだろうけど、2030年頃には入手できずに慌てる人が出るんじゃないかと思ったりする.
http://www.asahi.com/articles/ASHCT5JHKHCTULFA021.html

白熱灯なんて暑いし燃費悪いし使う人の気が知れぬわ、と断罪してばかりいられぬものがありまして、飲食店とか販売店のディスプレイで調光機能が必須な場面ではまだまだ白熱電球が使われているのが実情です.営業時間は暗い店内だが、店を掃除する時には最大輝度にしてたりする.店の雰囲気にこだわるオーナーさんだと電球の発色とLEDの発色の違いを気にする人も居るかもしれない.
白熱電球が切れて買いに行ったら、電器店の在庫が払底していて慌てたりするんだろうなぁ.「メーカーの在庫もこれが最期なんですよぉ」「密輸品でしたらあるんですがねー」みたいな.

調光LEDってあるのかいな?

マンションやビジネスビルで共用部の蛍光灯(非常灯も)をLEDに全とっかえする工事は今よくあって、わたしも工事した経験がありますが、全国津々浦々のビルの全てがLEDに換装されるわけもなく、ある日電器店の蛍光灯の在庫が払底して慌てたりするんだろうなぁ.

白熱電灯→LEDの省エネ効果は大きいけれど(燃費10倍ぐらい)、蛍光灯→LEDの省エネ効果は大きくは無いはずで、たしか燃費2倍いくかどうかぐらいだったと思う.なので、蛍光灯のビルをLEDに全とっかえして松下電工と電気工事屋にぼったくられる費用を燃費で回収するのはチト無理がある.LEDのメンテンスフリーさは享受できる.非常灯は内蔵バッテリーの寿命が尽きたらLEDにしちゃうのがよいとは思う.

省エネは「ちりつも」ですから何でもやればよろしかろうが、エネルギー消費に占める照明の割合は巨大ではないので、白熱電灯禁止はまだしも有意味だとしても、蛍光灯まで禁止するのはあまりピンと来ない.蛍光灯は少しだけど水銀が入ってるので環境負荷で問題視されるのだろうか?

意外にもアンモニアってのはエネルギーの塊のような物質で、アンモニア生産のために世界のエネルギーの数%も消費されているという説があるくらいなので、省エネならハーバー・ボッシュ法をなんとかしてくれ.あとアルミ缶もか?

かしこ


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2 件のコメント:

  1. 視覚の問題、視神経は2~4種類の視神経があり感受域のスペクトルを感じて視覚信号に変換、空間変換して1/3の信号料に減らして脳に伝えます。
    この4つの帯域に広く分布するようにギザギザでもよいからスペクトルをばらけて発光しないでピークスペクトルを持った光線ですと視覚感度は上がる(省エネ)が視神経にダメージを与えます。
    このような蛍光体が出来るまではいわば未熟な技術で、これを広めると人類の生存にも重大な危機の懸念があります。
    目先の利潤ばかり追求しないでもっと広い視点で考えるべきで、木を見て森を見ずと成らないように願いたい物です。

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    1. 蛍光に晒されてばかりいるわたしです (白色LEDは蛍光として)

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