新生って云っても新生銀行のことではなく、ゴキブリ混入事故から復活したペヤングをようやく食べたので、もはや語りつくされたかとは思うがそのレポートをば少々.
ペヤング好きな人のコトは理解できる.なぜなら、学生時代にはカップ焼きそばというとひら的には専ら「ペヤング」の指名買いだったからだ.
がっ、その後わたしは「UFO党」になってしまい、ペヤングからは久しく遠ざかっていたのだった. (ここで云うUFO党は政党のUFO党とは何の関係もないことを念のため付記しておく)
↓ゴキブリ事故以前のペヤングの最大の特徴は、着脱タイプの蓋と、着脱可能な二重容器だったとわたしは思っている.コストのかかりそうなパッケージだろうが、設備を変更する投資に比べればこのパッケージを維持した方が安いという算盤勘定があったのかもしれない.
ゴキブリ事故について云えば、この着脱タイプの蓋が原因の一端だったと思われる.なぜなら、ペヤングを調理する際には一旦蓋を全開してからお湯を注ぐからだ.お湯を注ぐ時点で消費者に「ゴキブリチェック」を促してしまう不利な構造にペヤングはなっている.念のため麺の裏もチェックなどする神経質な消費者も居たかもしれない.
↓その点でUFOをはじめとする他のカップ焼きそばにおいては巧妙な仕掛けが施されていた.ラミネートタイプの蓋を湯切りとして兼用させるため、調理時に蓋を全開させない仕掛けだ.こうすることで消費者にゴキブリの存在を認識させづらくしている.ゴキブリ入りの焼きそばであっても、「カヤクの焦げかな?」などと思いつつさして気にもとめずにお湯で戻されたクロゴキブリの腹部をバリバリと食べてしまった経験があなたにも一度ならずあるはずだ.
要はカップ焼きそばに混入されたゴキブリに気づくかどうかという問題なのだが、ペヤングはその点で不利だったということだ.
↓さて、新生ペヤングはというと、ひら的には大いに失望させられたのだが、ラミネートタイプの蓋になってしまったのだった.シュリンクパックに着脱蓋を思わせる凹が見えるがこれは印刷である.
↓そしてこれがラミネートタイプの新生ペヤングの全貌である(ソースを出し忘れたorz).半開きで調理するように正統進化した、と評価しておこう.
↓3分待ってできあがり.たぶん20年以上ぶりだろう.味に記憶と変わる部分はないと思った.わたしにとっては、UFOのつーんとするソースの香りに惹かれるので、ペヤングの醤油を思わせる味にはあまり惹かれなかった.
ともあれ、新生ペヤングのご発展を祈念いたします.
かしこ
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