消費増税延期はなんで２年半なんだろ？ 増税破棄はしないの？

伊勢志摩サミットが終わり、政治も経済も６月から再び動き出しそうな季節ですね．

USの大統領選挙では、ヒラリーvsトランプの場合はトランプ優勢という世論調査が出ているそうで、民主党としてはヒラリーを落としてサンダースvsトランプの勝負にする気だという噂があるとか．ヒラリーも含めてどいつもこいつも玉が悪いので関係者は苦労しますなぁ．しかしサンダースとトランプの二者択一って、脇役感が半端ないです．歴史上の帝国でも企業でも傍流出身者がトップになると斜陽期だという説がありますが、USもその例なのかねぇ？ 冷戦終結後の賞味期限があまりに短かすぎはしないか？ 歴史の浅い実験国家は国体を短期間に弄びすぎじゃないかと思ったりする．まぁ日本もUSを嗤っていられないかもですが．

日本では「消費増税を２年半延期」というニュース速報をNHKが打ってましたが、ただの「延期」だとデフレ脱却の足かせを残したままで勢い不足なのではと心配です．民進党（＝民主党）が増税延期法案を提出したくらいですから民自公の三党合意は形骸化したとみなして増税破棄が適切かと思います．それだけでなく５％に減税のうえで増税破棄が満点回答ですが、財務省の抵抗でそこまではできなかろう．

ところで民進党というと、５月３１日に内閣不信任案を提出するとか言ってますけど、民進党のために言いますがやめといた方がいいんじゃないでしょうか？ 返す刀で衆議院を解散されて衆参Ｗ選挙になだれ込んでしまい、民進党にとっては自爆みたいな状況になるかと思われます．民進党なんか自爆して自滅してくれるに越した事はないけどなｗ   来週の政治劇場を楽しく観させて貰います～

閑話休題、消費増税が２年半延期ってどういう理由なのだろう？ １年半でなく２年でなく３年でなく２年半ってのが半端な気がします．既知の政治イベントを拾いますとこうなります．

  平成２８．６    消費税上げ延期

  平成２８．７    参議院選挙

  平成２９．４    （幻の消費税１０%増税)

  平成３０．９    安倍２期目任期満了

  平成３０．９    消費増税判断日はここ以降の数ヶ月間

  平成３１．７    参議院選挙

  平成３１．１０  消費増税予定日

  平成３２．１０  東京オリンピック

  平成３３．９    安倍３期目任期満了

自民党総裁としての安倍の２期目任期はH３０年９月ですが、安倍は３期目をやりたいと謂われます．だとすると、H３０年９月は自民党総裁選でコップの中の嵐になるわけですが、このタイミングに消費増税の判断時期をぶつけるのが消費増税２年半延期の意図じゃないかと思いうのですがいかがなものか？ つまり消費増税を自民党総裁選の争点にして、過去の消費増税延期実績で自己有利に運ぶための布石ではないかと．

民進党が三党合意を破棄したくらいだし、財務省が少し元気を無くしている今ですから、消費増税そのものを破棄すると宣言するぐらいの主導権を官邸が握っているように思わんでもないですが、官邸はそういうストレートな政策を採らないのでしょう．なぜなら、数年毎に巡ってくる消費増税判断を政局支配の武器として利用する美味しさを官邸は捨てないだろうから． （H２８年の参議院選挙の直前に消費増税判断日が設定されているコト自体が政局武器に相違なかろうし、飛んで火に入る民進党みたいなのもいる）

なので、来週にあるだろう首相記者会見では下馬評どおりに消費増税延期で、消費増税破棄は無いのでしょう．食品のみ５％に下げる期待はあるかもしれないが．

そしていつまでも消費増税の可能性を残したまま便秘で気分が優れないわたくしたち、、、

（消費増税破棄があるとしたら安倍再選の目が無くなったH３０年かと）

オリンピックが終わり、安倍がレイムダックになったH３３年上半期のオレ達はどうしているだろうかねぇ？

減税よしっ、、、

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