2016年5月18日水曜日

【シルクスクリーン印刷】 鬼畜なやり方を試してみる (5) ポリウレタンインク

ポリエステルのメッシュの生地にシルクスクリーン印刷したい.合成繊維への印刷は一癖あるらしいので、様々なインクで試してみようというのが今のステータスである.
今回は、シルクスクリーンインクの宇宙が統一されました.何によって統一されたか?
シルクスクリーン用ポリウレタンインクによってだ!
いやはや、次元が違う完成度の高さだ.
↓これがシルクスクリーン用ポリウレタンインク  (300g ¥2500)
↓特徴としては、
  1) ナイロンやポリエステル100%にも印刷できる
  2)アイロン2分やれ
の2点である.
↓そしてこれが印刷後にもみ洗いした後の状態.
完璧だ、もはや宇宙の美だ!
例によって右半分だけは120度120秒のアイロンがけをしてある.この写真では定かではないが、アイロンがけの効果は確かに感じられる.すなわち、アイロンがけしていない左半分では、僅かだが塗膜の剥落が見られるからである.アイロンがけした右半分の領域には塗膜剥がれは一切見られない.
また、ポリウレタンの柔軟性も感じられる.アクリル系インクにつきもののガビガビ感が半分ぐらいに緩和された感じだ.

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いままでの結果を総合するとこうなった.ポリウレタンは王者である.価格は、ポリウレタンの300gがネット最安で¥2500ぐらいなので、やや高価ではあるが、性能を考えるとポリウレタン以外には考えられない.
 1位  ポリウレタン+アイロン
 2位  ポリウレタン
 3位  ----
 4位  ----
 5位  アクリル絵の具
 6位  アクリル絵の具+JOSONJA(3:1)+アイロン
 7位  ペンキ(白)
 8位  アクリル絵の具+JOSONJA(1:1)+アイロン
 9位  ペンキ(青)+増粘剤+アイロン
 10位  アクリル絵の具+JOSONJA(1:1)
 11位  ペンキ(青)

価格については若干不満があるが、市場に出回っているシルクスクリーン用ポリウレタンインクは、「Tシャツくん」ブランドの製品だけのようで、そのせいもあってやや高価なのかもしれない.中華製の激安品が出回るほど需要が無いのだろう.

結局のところ、セオリーどおりにポリウレタンインクを使えばよいというのが結末であった.

シルクスクリーン印刷の神様、抗ってごめんなさい.わたしが愚かでした.


かしこ


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