リリース時期は、本編110話が1988~1997年まで、外伝は1998~2000年までかかったそうです.なんつう長期戦.総監督の石黒昇さんご苦労様でした.
2014年にリメイク版の制作が発表されたそうです.
ひら感想としては、、、
1回みたらもういいです.2周目を観る気はありません.伏線とか謎解きとかの無い作品だし、エヴァのように難解なわけでもないので、スラスラと観てます.
わたしは同人誌にはあまり詳しくないのですが、銀英伝はBL同人誌の格好のオカズになりそうですね.ラインハルト様&キルヒアイス、ロイエンタール&ミッターマイヤー、ヤン&ユリアン、、、
銀英伝は戦記物ですからこの戦争を楽しめるかどうかは重要だと思うんですが、わたしはこの戦争は楽しくないです.
銀英伝で描かれる戦争は、18~19世紀ごろの正規軍同士の戦争で名誉とか軍功とか言ってた古きよき時代の戦争であって、現代の我々が直面している戦争とは全然違う.現代の戦争は、国の体を成しているのかすら疑わしいゲリラとの泥沼の戦争に変貌しています.日本軍が中国でやった戦争もそう.米軍がイラクでやった戦争もそう.ゲリラ相手の戦争で勝ったとしても、戦勝国の経済利益はたかが知れています.USが経済的に成功した戦争相手は日本が最後じゃないですか? それで今でも日本はUSの戦利品のまま.
そういう現代風な、勝ってもクソな戦争がわたしの好きな戦争.だから「地獄の黙示録」は好きなんです.ド・ラン橋のベトコンなんか良かった良かった.ナウシカの戦争もトルメキアとドルクの潰し合いで好き.ガンダムはファシズムと自由主義の戦争なんだけど、民族浄化設定がイイ感じかと.
そういう現代風な、勝ってもクソな戦争がわたしの好きな戦争.だから「地獄の黙示録」は好きなんです.ド・ラン橋のベトコンなんか良かった良かった.ナウシカの戦争もトルメキアとドルクの潰し合いで好き.ガンダムはファシズムと自由主義の戦争なんだけど、民族浄化設定がイイ感じかと.
銀英伝で度々出てくるテーゼは、民主共和政と独裁体制とどちらが良いかで、作中では民主主義信奉者であるヤンが賞賛されるという構造になっています.自由惑星同盟と銀河帝国の戦争は、すなわち自由とファシズムの闘いなわけです.
原作者は自由とファシズムの闘いで自由が勝つのが好きみたいですね.でもそれっていかにも戦後民主主義で習ったような価値観で、ひら的にはそういうお花畑モード価値観はもうたくさんです.
だいたい、自由とファシズムの戦争なんか、第二次世界大戦の一瞬だけでしか出現しなかったレアケースであって、長大な戦争物語の主軸をそこに設定するのはずいぶんと枯れた設定だなと思う.人類の長い歴史のほとんどが民族・宗教絶滅戦争の時代で、その後に貴族様のお遊び戦争の時代があって、ファシズム戦争が一瞬あって、核兵器の恐怖で世界大戦は取りやめになって、現代は再び民族・宗教絶滅紛争に先祖返りしている.人類史をそう概観するならば、ファシズム戦争なんかどんだけマイナーなんだか.
まぁ萌える対象は好き好きでしょうけど.
まぁ萌える対象は好き好きでしょうけど.
しかし小官の名誉にかけて最後まで観るつもりである.
かしこ
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