2017年2月16日木曜日

proxxonフライス盤をCNCに改造する (8) arduinoのfirmware

前回、arduinoのfirmwareにはgrbl0.9というのがあるとわかりました.今回はgrbl0.9をarduino単体に焼いて動作させてみます.

いつものようにこちらのページを参考にさせていただきました.

grbl0.9とはGRBLプロトコルのバージョン番号のようなネーミングですが、arduinoのスケッチ(ライブラリ)に他なりません.

grbl0.8という古いバージョンとgrbl0.9はずいぶん違うようで、実際に0.8も試してみましたが、内部変数がガラリと変わっているようでした.0.8は触らずに0.9で進むのが良さそうです.さらにgrblサイトには1.1が出たよと書かれていますが君子危うきに近寄らずで1.1には触らないことにしておこうそうしよう.

【grbl0.9のダウンロード】
https://github.com/grbl/grbl
ここにソースが置かれています.
↓画面からはver.0.9なのかどうか確信を持てませんが、download zipします.
【arduino IDEへコピー】
少しめんどくさいです.
downloadファイルを開くと、grbl-masterというフォルダがあるので、それをどこか適当な一時フォルダにコピーしておく.このフォルダは後で消してよい.
↓arduino IDEを起動して、.zip形式のライブラリをインストールをクリック.
↓先ほどの一時フォルダの中のgrblを指定する.
↓スケッチ例としてgrblUploadを開く.

【いきなりarduinoに焼いてgrbl0.9を動かす】
↓grblUploadというスケッチが開いたので、いきなりボードに焼く.
↓ボードへの書き込みが完了しました、というメッセージが出るまで待つ.
↓ボードが焼けてもボードは黙ったままなので、ボードに何か喋らせてみたい.arduino IDE画面の右上のシリアルモニタボタンをクリックする.
↓するとここで初めて、プロンプトにGrbl0.9と表示され、0.9をインストールできたんだなぁと判る.
↓いくつかのトラブルシュートを.
文字化けする場合は、ボーレートを115200に変更してみるのが吉.
文字化け以前の問題としてボードとの通信ができない場合は、COMポート番号を変えてみるのが吉.
↓$$と入力して送信ボタンを押すと、、、
Arduinoが内部変数一覧表を返してくる.

以上で、Arduinoがgrbl0.9をfirmwareとして動き、PCとCOM7を経由してリンクしたことを確認できました.

すなわち、PCは、arduinoへシリアルポート経由でGRBLプロトコルテキストを送信し、arduinoはそのテキストを解読してステッピングモーターを駆動する、という働きをするわけです.

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かしこ

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