こういうものがあります.HDMIケーブルを連結させて長くするコネクタです.
回路屋のわたしとしては、このような接点一つでリターンロスが2dBあるかな、とか暗い予想が頭をよぎってしまいます.こういう邪道なアイテムはあまり使いたくはありません.
世の中にあまたあるHDMIケーブル関連部品と同様にこの部品もプラスチックモールドされているわけでして、一体この内部の配線処理はどうなっているのだろうと興味が湧きます.
見たくない悪夢としては、左右のコネクタ同士をヨレヨレのハーネスのハンダ付けで配線処理している姿です.もしそんなだったらリターンロスは3dBかな、とかますます暗い予感に支配されてしまいます.
というわけで、誘惑に抗えずに分解することと致しました.
↓表面の柔らかい層をニッパで除去したところ.左側の物がコネクタ本体です.
↓これが分解した全容です.おやおや?と思うのは、ゴールド色の金属部品が半田づけされていないんです.これじゃぁケース導体同士の接触は保証できないです.HDMIケーブルのケースは似非GNDでもOKなのかな? 中央の黒い板がHDMIコネクタ同士を連結するご本尊です.
↓ご本尊の拡大です.プリント基板で出来てます.ハーネスの手半田でなくてホッとしました.しかしスルーホールの無い設計はできないのだろうか? 虫眼鏡で拡大するとスルーホールは端子の表裏を入れ替えているみたいですので必要みたいです.
想像してたよりはマトモだったかな?
角度自在型HDMIアダプタを分解した記事へ
かしこ
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