はうっ、前原さんって謎だな

民進党をあっと驚く解党に持ち込んだ前原さんがtwitterで長文の理由説明をしています．→こちらがそれ
要点はこんなとこです．
 ・野党共闘はダメ
 ・他の野党に引きずられて北朝鮮問題・憲法改正に現実的対応ができない反省
 ・希望と民進が激突すると民進は大負けする
 ・ならば民進と希望が合体しちゃえばいい
 ・小池の一部議員受け入れ拒否は残念だった
前原さんは左派斬りを最初から織り込んでいたようですねぇ．そして小池に処刑人をやってもらうという．

前原さんとしては、篭城しててもどうせ全滅するんだから城を出て中央突破したかったところでしょうけど、ロマンチストすぎたかなぁ．
かつて民進と共産が選挙協力していたのは、もはや連合の票だけでは足りないから共産の票で補填するためだったわけでしょう．だけど前原さんは共産の票を捨てようとした．その代わりに無党派～保守の票を得ようとした．無党派～保守の支持を集めるには小池の顔と保守寄りの政策という二枚看板だ．．．

ところが最新の支持率を見ると、希望の支持率が立憲民主と同等の４％台にまで落ちています．このままでは反自民の票を希望＋立憲＋共産で分け合う潰しあいになりそう．前原さんの中央突破作戦は玉砕しそうに思われます．

小池という人の評判を前原さんは知らなかったんですかねぇ？ 政党渡り鳥なりの評判はたくさん耳に入ってたでしょうに．身売りする先の社長がどんな人なのかの値踏みが甘かったんじゃないかしら？
それと、保守の看板はマスコミから叩かれるっていうのも目の前でさんざ繰り広げられてきた光景だったじゃないですか？ 保守２大政党の出現なんていう左翼マスコミにとっての悪夢を左翼マスコミが許すはずもありません．
中央突破作戦の必勝条件である小池と保守という二枚看板の機能不全はかなりな部分予測できたのではなかったか？

前原さんの行動でもっと謎なのは、希望の役職に就かず、無所属立候補を表明してしまったところです．前原さんは自民党に代わる保守政党を作りたかったはずなのに、希望の運営を小池さんに丸投げしちゃって、自分はさっさと傍観者になってしまったのはさっぱり理解できません．合併を決めるのは最初の一歩であって、合併してからが本番のはずですが．．． 左派斬りの罪悪感から逃れるためか？ 前原－細野が不仲だからか？ どうしたんでしょうか？


希望がドタバタしている中で一つだけ感心したのは、立憲民主党の短期間での体制づくりでした．一次公認候補者が６２人だそうで、しかも野党間の候補者調整も済ませて選挙戦に入ったそうですからどうしてそんなに手早く出来るのと驚いています．護憲派勢力は衆議院からほとんど居なくなると期待していたのですが、30～40人ぐらいの塊で残存しそうです．残念だなぁ．

ともあれ、安全保障問題が経済の足を引っ張るリスクがいよいよ無視できなくなりつつある時に、左派を隔離できたのは小池＋前原の功績として末永くわたしの脳裏に刻まれるであろう．うはは

＃埼玉であがいている「このハゲ～っの豊田真由子」は生霊になりそうで怖いわ．迷わず成仏してくれ．

かしこ