豊作かもしぬと思った2014年秋アニメは、5~6話まで放映され、各作品が何をやりたいのかがだいたい判明してきた頃です.つまらないので観るのを中止した作品もありますし、観たらすぐに消してしまう作品もあるし、永久保存版にするかもしれぬ作品もあります.わたしのところではどんなになっているかをレポートします.
http://hirasaka001.blogspot.jp/2014/10/blog-post_16.html (2014秋、始まり時点の感想)
放映され次第観ずにはおられない作品から順に示します.(必ずしも好み順ではない)
評価の低い作品は、期末テストへ向けて猛勉強してください.
fate stay night UBW (永久保存)
衛宮切嗣、言峰綺礼、遠坂時臣、ケイネス、ソラウらの卑怯な闘いっぷりが心地好くてvery goodだった前作でしたが、もはやUBWには彼らは登場しない.聖杯戦争の参加者は彼らの子供世代なので、いささか役者不足というか、卑怯さが足りない部分が感じられ、そこが面白さを減退させているように思える.まぁでも聖杯戦争は相変わらず楽しいし、ufotableの丁寧な制作も好感できる.特に4話におけるセイバーとバーサーカーの戦闘シーンのスピード感の描写は卓越したものだった.
SHIROBAKO (永久保存)
再放送されている「ウィッチクラフトワークス」がとても楽しい作品で再放送だが毎週楽しみに見てしまっている.ウィッチクラフトの監督の水島努がSHIROBAKOの監督でもある.
アニメ制作会社の内情を、たぶんかなりリアルに描いていると思われ、アニメヲタクとしてはとても興味深く観ずにはおられない.アイドル育成型アニメで定番の努力や成長の描写はご勘弁下さいと逃げてしまうヒラサカなのだが、SHIROBAKOはいがみ合いながらヘトヘトになって状況を乗り切るチームの物語なので、観ていて清々しい.アニメータに徹夜仕事を依頼する時の支払金額の件は描写できませんでしたかね?
1~3話は制作のギリギリさがストーリーの主軸になっていて、3話では制作進行の女子が幻覚を見るくらいに追い詰められた.以後はますますギリギリ物語へ入って行くのか、声優の痴情のもつれ物語へ入って行くのか、、、興味は尽きない.
敢えて難を挙げるとすれば、登場キャラクターの原画や作監の女子が有村架純ばりに皆可愛いのはいったいどうしたコトだ、と観ながらうめいてしまう.
EDは歌もアニメーションもとてもGOODです.
第6話は、こじれたスタッフの仲が「イデの導き」によって修復するというストーリーでした.アニメ業界ならではのエピソードです.
四月は君の嘘 (永久保存の決心はついてない)
これはアリだ.
クラシック音楽物って「のだめ」もそうでしたが、ひら的には全然ダメダメなジャンルなのです.音楽の演奏を通じてこそわかり合えるんだよねな図式になったら拒絶反応、うざくて見る気が失せて、即時リタイヤしてしまう.しかし本作は見ていて楽しい.ノイローゼ的にピアノを弾けなくなってしまった男子が主人公で、彼のトチ狂った脳を開放するのがヒロインという図式なので嫌気が差さずに済んでいる.作画も上質でよかよか.というわけで、話数が進むにつれてどんどん楽しみになっているんです.
監督のイシグロキョウヘイは監督初体験の人なんですが、動と静とギャグと画面レイアウトのセンスが初監督とは思えないくらい優れていて、もしかしたらこの人は今後の要注目な人になるかもしれません.もしかしたら、今期アニメの最大の発見はイシグロキョウヘイなのかもしれない.今のアニメ業界にはいろいろな問題はあるけれど、アニメの大量制作時代だからこそ、こういう新人が演出や監督をやらせてもらえるチャンスが転がっているのだろう.
ヒロインには病死フラグが立っているように思う.
TERAFORMERS (観たら消す)
なんと、競合作品を抑えてお楽しみ作品4位なのが本作です.大した作品じゃないのだけれど、ゴキブリとの闘いがよかよか.明度と彩度を下げた不明瞭な画面づくりはひら的には好みではありません.
寄生獣 (永久保存)
原作とは設定を変えてあるが、それは気にならない.作画も破綻せずに進行してゆきそうで安心感がある.ただし、何かアニヲタ的に目新しいとかやけに楽しいとか、そういう発見を期待することは無理そうだ.手堅い作品っていうこと.
本作を観て、やはり声優として優秀であるなぁと思うのは、ミギーのCVを演ずる平野綾.「ウィッチクラフトワークス」のウイークエンドの声がすごく良かったがそれも平野綾だった.バンドの男子を全員食べてしまったとかでさんざdisられて再起不能かと思われた平野綾だったが、声優としての活躍を今後も熱烈に期待したい.
繰繰れ!コックリさん (永久保存の決心はついてない)
自己を人形と定義する対人関係が破綻した女子と、同居する動物霊のほのぼの系物語.意外にこれがおもしろい.山本クンが味わい深い.
俺、ツインテールになります (たぶん観て消す)
ツインテール属性が宇宙を征服するという、ヲタクの内輪受け的ストーリーで、かといってナンセンスさが光るわけでもない.そんな特に優れた部分があるわけでもない作品だが観てしまう.
デンキ屋の本屋さん (たぶん観て消す)
女子店員が風呂に入らない話はフェチってて面白かった.
トリニティセブン (永久保存の決心はついてない)
第壱話は面白く、またEDが良かったが、第二話以降の展開はダラダラとしていていまいち.エロに走ればまだ救われたかもしれないがエロくはない.EDは4話で新しいEDに変わってしまった、残念.今後の展開次第では面白くなる可能性は残っている.
今期最大の問題作.なぜって、何をやりたい作品なのか、第6話まで観たけれど全く判らない謎の作品だから.これからどうなっちゃうんだろう??? 作画は高品質のままをキープしている.正体不明ゆえの期待感はあるんだけどねぇ、、、、ノエルがカワイイってだけじゃ持ちはしない.
大図書館の羊飼い (永久保存)
小西賢一がたぶん作画監督だと思うので、永久保存は間違いない.だが、ストーリー展開が、第壱話~第四話まで一貫して中だるみ状態が続いており、ちっともドラマチックでない.いいのか?こんなんで? ようやく第五話で話が転回し始めた.ストーリー構成に少々難ありと思う.頑張れ!
甘城ブリリアントパーク (たぶん観て消す)
第6話まで観たが、パークのジリ貧経営を立て直すストーリーが延々と続いていて、それが全然面白くないのが困ったところ.一貫して中だるみ状態なので、氷菓もとい評価がどんどん下落している.パークの社員は妖精さん設定なんだけど、メンタルはフツーのサラリーマンなので、妖精設定を何も活かせてない.そろそろ現実から乖離させる展開が必要と思うが、主人公がしっかりと現世に存在しているのでその方向性に対する期待感がない.このままで大丈夫なのか??? このまったりとしたピンボケ感こそが京アニ色とも言えるが...
旦那が何を言っているかわからない件 (観て消す)
まぁ良いでしょう.5分と短いのですぐに終わってしまいます.
神撃のバハムート (観て消す)
こういう作品が好きな人はどうぞどうぞ.わたしはそんなでもありません.ヒロインの謎解きが楽しみで観ています.キャラデザは好みではない.
魔弾の王と戦姫 (たぶん観て消す)
戦姫は少しカワイイかな.それだけ.
暁のヨナ (観て消す)
6話目で次第にヨナが力強くなりました.あまりワクワクも期待もしてません.祖国を奪い返すとこまでやるのかな???
ワールドトリガー (観て消す)
対象年齢は中学生かな? キャラが魅力的でない.
失われた未来を求めて (観て消す)
グリザイアの果実 (観て消す)
異能バトルは日常系のなかで (観て消す)
いまいちだし、集中して観る気にならない.
オオカミ少女と黒王子 (挫折)
フツーの少女漫画と思われ、あんまり興味が湧かないため.
クロスアンジュ天使と竜の輪舞 (挫折)
アンジュが陵辱されるのは楽しいんだけど、たぶんオフショア主導の作画クオリティが悪いのと、このまま見続けても目を見張るような展開が期待できそうにないので挫折しました.このようなサンライズの名折れ作品をあまり作らない方がサンライズのためだと思う.
棺姫のチャイカ (挫折)
第一期も途中放棄してしまったので、第二期も同じく挫折させていただきます.
Gのレゴンキスタ (挫折)
作画は安定しているのだが、いつも通りの富野演出は見づらくて、もう老害ということで富野のコトは放置しておくのが妥当と思われる.ロボット物の監督をやりたがる人材があまり居ないんですかねぇ?
曇天に笑う (挫折)
1話でやめました.もう忘れました.
七つの大罪 (挫折)
1話でやめました.もう忘れました.
ガールフレンド (1話を10分で観るのを打ち切った)
もすこしなんとかできただろうが、ゲーム会社が版権を持っていて、老舗アニメスタジオの世話になる気が無かったのだろう.クオリティも演出もなにも無いクソアニメ.こんだけダメダメな作品も珍しい、清々しいまでのダメさだ.
かしこ
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「四月は君の嘘」は、2話だか3話だかのクロイツェルソナタの場面が好きです。
返信削除おやっ、この作品はマジメに観なくちゃいけないかと思ったきっかけは、その場面でした.第6話も良かったなぁ.2度見しました.
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