egobarはマスター1人でやってました.egobarに出席すると、わたしはマスターの前のカウンターに座って、マスターがカクテルを作るところを見るのが常でした.座席数は12席ぐらいでしたが、満員になると酒を作るのが大変そうでした.
ウイスキーとかバーボンみたいにグラスに注ぐ飲み物は手間がかからないので問題ないです.ジントニックみたいに、グラスにライム搾り+ジン+炭酸を入れる酒も手間いらずなので楽でした.ところが手間のかかる酒は、モヒートとかフルーツ系のカクテルだったようです.材料を搾り器でジュースにして酒を入れてシェイクする.... これは手間がかかります.
食事がメインのお店だと「振りモノカクテル」はやってないことがあります.振りは手間がかかりますからね.
モヒート ミントの葉をグラスの半分ぐらいまで摘み摘みして、木の棒で叩いて潰して、砕き氷+バカルディを入れて、さらに砕き氷を入れる.なぜか細いストローを2本挿してできあがり.ミントの手間がかかります.egobarのモヒートはミントが特盛りなのが特徴でした.
キョホウ 巨峰を搾り器でジュースにします.タンカレージンを注いだ氷入りグラスにジュースを入れてかるく混ぜてできあがり.タンカレーはフルーツと良く合う酒ですが、巨峰はegobarで最も好きなフルーツカクテルでした. ------巨峰の代わりに桃を使ったカクテルも超GOOD
ザクロ 巨峰と並んでこれも秋の定番メニュー.ザクロを絞ってジュースにし、Absoluteウォッカ+グレープフルーツ搾りと一緒にシェイカーに投入、シャカシャカとシェイクしてショートカクテルグラスに注いでいただきます.さっぱりとした酸味とほのかな甘みがとても美味でした.l
イチゴ 冬~春のメニュー.ミキサーに、砕き氷+イチゴ+紅茶のリキュールであるティフィンを投入.ガーッと砕いてフローズンでいただきます.イチゴと紅茶ってすごく合います.
というわけで、混んでいるときは手間のかかるフルーツカクテルを頼むのを控えて、ストレートで飲めるウイスキーみたいな酒にしたりしてました.
とある混雑していた日、2人組の女性客がザクロをオーダーしました.わたしもザクロを飲みたかったので便乗しまして、都合3人前のザクロを大きめのシェイカーで作りました.出てきたザクロを飲んだら、いつもよりもアルコールが薄いんです.「もしかしてお客さんによってアルコールの強さを変えてますか?」と聞いたら、そのとおりで、そのときは女性向けにアルコールを控えめに作ったそうでした.いつものわたしのカクテルがアルコール強めだったのかもしれませんが.
客によって味を変える、というとegobarのブラッディーマリーは印象に残ります.ブラッディーマリーは店によって味が違うカクテルだそうですが、egobarのそれはかなり変わった作り方のように思います.
ブラッディーマリー トマトジュースにはスパイシーな味が付いたCLAMATOを使用(わたしの記憶が正しければ).ピリリとした味は、ウォッカに島唐辛子を漬け込んだものを使用.egobarのブラッディーマリーは辛さ指定ができまして、わたしは「辛い目でよろしく」とお願いしていました.まるでカレーライスみたいなカクテル.酒というよりも冷製スープのような味わいでした.
ぁぁぁこうして書くだに飲みたい.閉店する前にもう一度飲ましてもらえばヨカッタ.
続く
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いつもスコッチを頂いていたのですが、先日伺ったときは最後と思い、カクテルを頂きました。キョホウはうまかったです。本当にキョホウの身だけを大量に潰して作るまじりっけなし。超贅沢。その後、違うブドウで作って頂いたカクテルも最高にうまし。
返信削除もっと、前からカクテル頂いておけばよかった・・。