2017年12月14日木曜日

2017年秋アニメを振り返る

10月11月と出張が多発していたために溜まっていた2017年秋アニメの録画をようやく消化し終えました.リアルタイムに追いつきました.

既に「ネト充のススメ」のような全10話作品は最終回を迎えてしまったりしたところですが、2017年秋アニメの途中までの感想を書こうと思います.


1位   Just Because
自分の好きな高校生恋愛ジャンルなのでアンテナがピキピキと反応してはいたものの、スタッフはどっちかというとマイナーチームなので期待はしていませんでしたが、今期の首位になりました.「謎の彼女X」のようなおっさんの懐古趣味モードになっちゃうかなぁと予想しておったのですが、20歳代の若者からも好評だったりするJBです(ヒラサカ調べ).

これはスタッフの誰の功績なのでしょうか?
有名なスタッフは脚本の鴨志田一ということになっているらしいです.何にしても女性に幻滅していない作品は好きですから、それは脚本のおかげでしょう.ですがひら的には脚本でアニメを評価するコトは多くは無いです.脚本がスゲェやと思ったのは「まどか☆マギカ」ぐらいかな.
わたしは画面レイアウトやカット割やBGMをジーッと観る人なので、いつも監督を注視していることになります.するとJBの功労者は小林敦ということになります.この小林敦という人、JBが初監督作品の駆け出しのようです.でも才能ありそうです.あまり迷わずにJBを作れている感じがします.初監督作品で迷いが無いっていうのはエライと思ふ.
今、この監督の作品なら楽しみだという人は、イシグロキョウヘイ、長井龍雪、片渕須直、渡辺信一郎、新房昭之、水島努、太田雅彦といったところなのですが、小林敦も要チェックアニメ演出家リストに追加するべきかもしれんなぁ.

↓第7話のラスト「だめ」には意表を突かれました.このシーンは何度見ても笑ってしまうよ.

現時点での最新話は第9話です.泉瑛太が上智の推薦を蹴って青山を受験するというのに、夏目美緒は第一志望を青山から上智に変えるって、、、マジマジ???

12月のカレンダー的にはあと2話か、あっても3話でしょう.EDの歌詞には、一歩踏み出そうか、やめておこうか、逡巡する気持ちが書かれています.泉も美緒も一歩前へ出る覚悟を固めたけれど、立ち塞がるのが第9話のラストでしょ? どうなっちゃうんですかね?

発展的展開としては、泉は推薦keepで上智へ進学.なおかつ泉が美緒の受験勉強を手伝って美緒も上智に合格する、、、うぎゃ~っダサい、ダサすぎる.これじゃ予備校アニメになっちまうぜ.ありえへんわ.


2位  ネト充のススメ
制作しているのはReLIFEのスタッフかと思いきや、同じなのはcomicoだけで、アニメ制作は別のチームでした.

10話でTV放映は完結しました.面白かったけど、これが2位というのは正直言ってなさけない.

OPがいいですよ.歌うのはランカこと中島愛.久しぶりの活動らしいです.


3位  クジラの子らは砂上に歌う
大好きなイシグロキョウヘイ監督作品なのですが、殺戮話数が長すぎたのが残念なところ.わたしはそれで飽きちゃったよ.

有名な原作が在るらしいので、原作ファンを大切にしてアニメ制作されているというよくあるパターンなのかもしれませんが、毎週22分放映のアニメ枠にマッチさせるには大胆に緩急つけるのがよろしいかと思ふ.


4位   僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件
処女ビッチ→しょびっち、にタイトル変更されているのは放送禁止用語的な理由なのでしょうか? ラノベのタイトルにも気を使いますなぁ.

「生徒会役員共」のスタッフかと思ったけれど、全然違うようです.

まぁまぁ面白いが、これが4位というのは全体のレベル低下を表しています.

お姉ちゃんが一番いいぞー


-------惰性でみてるだけの作品-------
妹さえいればいい
原作者の平坂読さんとわたし(平坂久門)は親戚とかではありません.

少女終末旅行
あの二人は人間なのだろうか? 寒さに強かったり、腐った魚を食べても平気なのでレプリカントだろうかと思っている.

魔法使いの嫁
人買いに売られた不幸な少女だが、魔法使いに買われた.すごい魔法パワーを持っている.という設定だけだなこりゃ.

王様ゲーム
なんとも奇矯なハナシを考えたものですね.その他の感想はありません.

--------3話切り作品、最初から見なかった作品--------
多数ありすぎ
太田雅彦が好きだと書いていてアレですが、「うまるちゃんR」は観てないのです.


ざっと以上でして、低調な2017秋アニメでした.

2018年は、、、伊藤潤二の初のアニメ化が楽しみです.

かしこ

5 件のコメント:

  1. ※これ、どこに書こうかと迷ったのですがとりあえずここに書きます。

    Just Because! なんですけど、
    https://hirasaka001.blogspot.jp/2017/12/just-because.html
    で、「氷室冴子っぽい」と、書かれてますが、私はこれを見てて
    (最近忙しくて、ほとんどアニメ見てなかったんですが、
    前にこのブログで「これはおススメ」みたいなことが書いてあったんで、
    とりあえずこれだけは録画してたのを、やっと昨日今日で一通り見ました。
    なので、以下はほとんど個人の偏見です。ネットとかの情報とかもあえて見てないです。)
    まっさきに「凪のあすからの現代版か!?」と、思いました。
    ※ちなみに音響監督は、同じ人(明田川仁)ですね。歌も「やなぎなぎ」だし。
    まぁでも、それだけでここまで似たようになるかな~と思ってたのですが、
    「鴨志田一」さんって、「岡田麿里(凪あすのシリーズ構成のひと)」と、
    近しい人だったのですね・・・。道理で、似る訳だこりゃ。
    イメージ的には「男性視点の凪のあすから」という感じもします。
    岡田麿里作品は「片思い同士が、微妙にすれ違っていきながら、
    ドラマを織りなしていく」手法が多いのですが、本作もこのパターンを
    完全に継承してます。(この辺りは、好き嫌いが分かれるのですが・・・
    私は、こういうの好きですが)ただ、どこに収束させるのかが難しいので、
    (収束しなかったのも多いし)あとこれ、後2話(WikiのDVD情報だと12話)
    で、どう結末をつけるのかな?というのは確かにありますね。
    (まさかの、分割2クールとか・・・?)
    まぁでも、次回が楽しみな作品です。
    ※余談ですが、知り合いの受験のプロに聞いたところ
    「志望を青山から上智に変えるなんて通常あり得ない」
    だそうです。(偏差値が+10くらい違うので、無理ゲーだそうです)
    受験のことはよくわからないのですが、偏差値10というと、
    1000人受験生がいたら、順位を100番くらい上げること
    (100人抜き)に相当するみたいです。そりゃあ厳しいわな・・)
    この辺りは、ちゃんと考証してたのかな?それとも、美緒は元々
    それくらいの実力はあるけど(生徒会副会長やるくらいだし)
    姉と同じ大学に行きたかっただけ、という設定なのでしょうか?

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    1. いつもの通りすがりの人2017年12月18日 0:23

      すいません、↑書いたのは私です。匿名になっちゃいました。

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    2. 凪のあすからですか、あぁなるほど.やなぎなぎの曲が脳内に浮かびます.

      岡田麿理さんは「さよならの朝に約束の花をかざろう」でついに監督をやるんで、どうなるのかとハラハラしちゃってるところです.

      わたしも上智が上だよなと思っていたのですが、文系学部はよく知らないので+10も差があるんですね.某エージェントからの情報によると、青山の政経は青山の中で偏差値が高いらしいです.上智の低偏差値学部へ流れるのなら勝ち目はあるのかもしれないと美緒を応援します.
      ついでに、転校早々に上智への推薦をもぎとる泉は優秀ですね.その推薦を蹴るなよと、恨み買うぞと、おろおろ...
      JBは予備校アニメとしての楽しみ方もできますね.(うそ)

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    3. いつもの通りすがりの人2017年12月18日 1:06

      受験のプロも、
      「上智は、偏差値がピンキリだからどの学部に行くかにもよる」
      とも言ってました。さすがです。

      >JBは予備校アニメとしての楽しみ方もできますね.(うそ)
      自分の予想だと、スタッフの身内で最近受験した人に、
      考証してもらったんじゃないかな?と思ってますが。
      学校選びとかも含めて。
      (あまりにも現実とかけ離れてるとリアリティが無くなるので)

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    4. さすがは予備校アニメ、予備校考証パーペキにつきw

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