2018年2月15日木曜日

中目黒で井戸を掘れるか? (13)転回編

寒波とドカ雪で各地で大変なこの頃ですが、今日は日本列島のいずこも暖かい気候になったようで、雪解けにまでは至らぬとしても雪降ろしが少しは捗るとよいかと思います.

今日のわたしは久しぶりに、井戸掘りの現場作業を小一時間ほどやりました.

浅薄勲という変な奴に「上総掘りを知りもしないお前はバカ」と断定されたこれらの工具を使いました.許さんぞ浅薄勲.
(1)タガネくん
(2)剣山くん
(3)ドロドロくん3号

【これまでのあらすじ】
地下4.2mで礫層に変わり、硬くて掘削が止まってしまいました.
岩盤に当っているのではと推測している.
湧水はまだ見られません.

掘り工具の知見としては、粘土質か礫質かのような地質状態に応じて工具を使い分ける必要を感じます.なので先端を着脱可能にするのが吉です.掘るための工具1,2と、礫を地上に引き揚げるための工具3を作りました.

もっとも、お気楽井戸掘りstoryであれば、工具3で掘りと引き揚げの一人二役をできるのですが、礫層相手にそうはいかない様子でてこずっているというのが現状.

【今日の作業】
工具1,2,3をとっかえひっかえしてトライしました.

↓引き上げた礫の大き目サイズの物を並べたのがこれ.大きいのでは長径4cmぐらいのが上がってきました.
↓「ドロドロくん3号」で1回当たりに揚がって来る礫の量が少ないという問題があります.お茶碗1杯にも達しないくらいしか揚がって来ない.一発でこの10倍ぐらいどっちゃりと引き揚げたいものです.
↓「ドロドロくん3号」に構造上の問題があるのかどうか?
ドロドロくん3号では弁の気密を改善したので、弁からの漏れ・こぼれは防げています.ゆえに礫が弁を通過しづらい問題があると考えられ、改善を要するというのが本日の知見です.ドロドロくん4号を製作しようと思ふ.

【転回】
いままでは「岩盤にぶつかって死にそう」という状況認識でしたが、もしかするとそれは違うのではないかと思えてきました.

理由1:ドロドロくん3号で引き上げた物を観察すると「砂+小石」なんです.「砂岩に覆われた小石」は上がってきません.だとすると岩盤ではないかもしれない

理由2:ドロドロくん3号を回転させて伝わってくる手の感触は、砂利をかき回している感触

これらから、地下4.2mの状況は右図になっているのではないかと考えるようになりました.
1)地下の小石を引き揚げられていないのが本質的問題ではないか?
2)その結果、タガネくんでグサグサ突いても、小石を突いているだけで、礫層を突き崩す効果を発揮できていないのではないか?
3)ゆえに小石を引き揚げる効率をupさせるのが最重要かもしれない

もしかしたらわたしは岩盤で死んでいるのではないかもしれない.

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かしこ

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