記事を読むだに、手取り10万円プログラマー氏は何かしら発達障害を抱えているように思われ、浮上するのは難しいかなと.そういう場合は実家に引きこもるのがよろしかろうと思うんだけど、彼の実家には家業が在って、親から「お前は要領が悪い」と追い出された実績があるそうで、実家にも帰れないこの彼には出口が無いっぽい.
どこまでがノンフィクションなのか知らないけど、北海道に居る彼には東京に彼女がいるとのこと.ふ~ん、彼女が浮気してないといいね.
人生は紙一重であって、自分が悪くなくても会社が倒産して退職金ももらえずに放逐されて住宅ローンが残って奥さんに三行半を突きつけられたり、若くして脳血管が切れて後遺症が残ってしまって奥さんに三行半を突きつけられたり、行きずりの女を抱いたら美人局で奥さんに三行半を突きつけられたり、、、よろず転落のきっかけはパックリと口をあけて我々を待ち受けているもの...
手取り10万プログラマー氏はハンディキャップゆえ最初から不幸でいまいちですなぁ.社会を良くするためにいまこそプロレタリアート革命を!とか思ったりはしないけど、他人事じゃないよね~ぐらいにはわたしも思った.
それで、件の記事には、コメントが136件もついていて、それで思ったの.
136件のコメンテーター諸氏はどのような感想をお持ちなのだろうか?
136件を全部読んだのよwww ヒマ?2ch,5chのカキコとは異なり、いずれも比較的質の高いコメだった.もしかしたら無意味なコメは削除済みなのかもしれない.
同情票が多いか、批判票が多いか?
同情的コメ:批判的コメ=30:70 ぐらい
意外に世間のお仲間達の目は厳しいんだね.同情コメは、社会が悪くて個人は悪くないという論調であり、「社会は分断されてるよ~」という事例が見つかると嬉しい系の輩だろう.(アンチ平蔵には同意するがね)
・非正規労働が悪い
・派遣法を作った竹中が悪い
・脱落したら復活できない社会が悪い
・公務員など楽な奴らによる搾取だ
・自己責任いうな、社会の問題だ
・明日は我が身かも ←オレこれ
批判コメには、いろいろなパターンがある.
・北海道で手取り10万? フェイク記事だろ
・このライターは、精神疾患→社会的脱落ばっかりでムカつく
・契約でも50万もらえるのがPG稼業だ
・医者に行け、カウンセリング受けろ
・職場で失敗したら信頼を失うのは当然
・PGに向いてない
・東京ならマシな仕事がある
・自己啓発本読むのやめろ、PGの自己研鑽はそんなんじゃない
ふむふむ...
コメの内容から、批判の度合いが強いコメほどプログラマが記入しているみたいだ.
逆に同情コメからはPG臭が薄い.
ここに、PGの職業観が垣間見られて面白いと思った.
わたしは回路設計者なので、回路設計者の求人がどんどん減る30年間を見てきた.それに加えて回路屋の仕事もつまんなくなんたもんでさ.かつては、ビデオの信号処理をディスクリ回路で作ってたんだぜ.だけど今じゃただ調達したLSIを配線するだけなんだもん.クソつまんねー.そういう外部環境だと、よほど回路好きでもない限りは自己研鑽する気なんか失せる.(アナログ設計者は求人少ないという記事を以前書いた)
だから、10万PG氏の弱って細ってゆく姿が、回路設計者である自身に重なる部分が少なからずあるんだよ.だから「明日は我が身」と思ってしまう自分を抑えきれないのだ.というか、ビデオ回路がディスクリだった古きよき時代に比較したら現代なんて「弱って細った果ての姿」でしかないわ、というのが回路屋のわたしの職業観である.
ところがプログラマだと技術革新がドラスティックで、昔はクライアントサーバーとか言ってたのが今じゃクラウドで、いつだって人手不足.自己研鑽すりゃぁ給料に直結みたいなファイトが沸いて、血中アドレナリン高濃度状態を持続できているのではないか? それがPGの職業観なんだろう.そういう職業観からすると、10万PGなんかバカこいてんじゃねぇと、やりようはあるだろと、お前はPGじゃなくてoperatorだろと、そういう批判的感想を抱くのも無理からぬ事であろう.
わたしとしては、10万PG氏はPGを廃業して別の仕事を探すのが吉だと思う.なぜなら対人関係にトラブルを抱えてしまうなら、開発project業務はまず無理だから.project managerの立場で部下にコミュ障を抱えるわけにはいかぬ.
10万PG氏は定型作業で給料をもらえる仕事を探したらいいだろう.それともPGじゃなきゃ嫌だというプライドでもあるのかな? だとしたら余計に不幸だ.
かしこ
「正社員になれなかった56歳男性の厳しい貧困
返信削除夕食は毎日、卵かけご飯か納豆ご飯だけ」のほうは164コメですね。共感するオヤジが多かったんでしょーか? 1歩間違えるとこんなふうになる社会ってコワイです。
同じライターさんの記事でしょうか?
削除仮にいま56歳だとすると、大卒だとして1984年新卒なので、まだ派遣社員制度がなかった時期ですね.何があったのか???