2012年9月3日月曜日

映画「プロメテウス」は初代エイリアンを超えられなかった (ネタバレなし)

プロメテウスというとマンガ・アニメマニア的には「apple seed」を指す言葉だと思われますが、「エイリアン」の前日耽である映画「プロメテウス」が劇場公開されました.監督は再びリドリー・スコットというわけでこれは期待できるのではないかというわけで観ました.
いわゆる謎解きについては、ここまで細かく謎を解いてファンサービスしなくてもいいじゃんというくらい解かれました.
●人類の起源
●エイリアンの起源
●ノストロモ号が受信した「警告らしき信号」とは何か?
●エイリアンの宇宙船はなぜあそこにあったのか?
●エイリアンがなぜあそこにいたのか?
●あの惑星はなんだったのか?

それで、映画として印象深い作品だったかというとそれはかな~り疑問です.謎が解かれれば良い映画とは限りませんから.
●身も蓋もないことですが、解かれた謎がわりとショボいと思われました.ネタバレになるので書くのはやめときます.
●コップを逆さまにしたような輸送船ノストロモ号(左)が漆黒の宇宙を這うような速度で進行しているあのクラーイ画像がエイリアンの好きなとこだったが、プロメテウス号(下)は宇宙船のデザインがミレニアムファルコンみたく軽くなってしまいました.
●ギーガーのデザインの怖さがあまり伝わってこなかった.撮影時の照明が明るすぎたかな? リドリー・スコットっぽくないというか...




●極寒の惑星ではなく砂漠の惑星でしたから、下記の写真のような明るい画像でした.ちなみに左の人がいつもおなじみのアンドロイドです.左から2人目の女性がリプリーに相当します.名をショウと呼ぶ.皆さんはおなじみのウェイランド社の事業でこの惑星にやってきたのです.
●リプリーに負けず劣らず過酷な目に遭うショウですが、演出が弱いためリプリーのように強く打ち克った印象はありません.スラ~っと終わってしまいます.
●エイリアンで最も好きなキャラはと問われればそれは悪徳アンドロイドのアッシュ.外界にエイリアンがおり、それだけでなく内部にも得体の知れないアンドロイドがいたという絶望的な状況設定がエイリアンをより面白くしました.プロメテウスのアンドロイドはアッシュほどは悪徳じゃなかったのでいまいち.

エイリアンファンのお祭りとしてはよいんじゃないかと思います.

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