会社に勤めていた頃、週に3日は通っていた酒場がありました.会社を辞めた以後は金があまりないのと、毎日夜遅く帰宅するわけじゃないので出席率が低くなっていましたが、昨夜8日ぶりに、同店を訪れたら店主から「閉店することにしました」と知らされました.
飲酒業はどこの店も不景気でキツイっていう話は店主から聞いてました.リーマンショックと大震災が追い打ちだったとも.
おいおい閉店しちゃったらオレの夜の居場所がなくなっちゃうじゃん、と困りましたけど、市場環境が悪い状況でジタバタしても仕方ないので黒字なうちに終わりにするのは良い選択だと思います.というわけで、閉店することを了承しました.閉店後は実家で別の商売をするとのこと.
この店主の身の振り方とわたしの身の振り方は、飲酒業を製造業に置き換えると似てるんだよなぁ.バブル直前頃から社会でごにょごにょしていた人って、下記の栄枯盛衰の10年パターンに当てはまる人が多いんじゃないかしら??
ひら的には、
●1980年代 製造業が世界最強だったので、そこへ仲間入りした
●1990年代 転職がまぁまぁ容易だったので、動き回った
●2000年代 後退戦につぐ後退戦
●2010年代 先の展望が無いので退職→親世代の資産で生活→自宅で自営業
店主的には、
●1980年代 バブルだったので飲食バイトがすげえ儲かったので、飲食業をやることにした
●1990年代 開店資金を貯め、自分の店を開店
●2000年代 後退戦につぐ後退戦
●2010年代 先の展望が無いので閉店→実家で親と同居→自宅で自営業
何事も、地合の悪いときにジタバタしたって仕方ないですよね~ってことで店主と意見が一致しました.だから、地合が良くなることがあれば、わたしがまた電機メーカーで働く場面もありえるし、店主がまた酒場を経営する場面もありえると思います.二人ともそういうことに抵抗感は全くなし.ジタバタしないのが一番大事~.いま、テナント費用を支払いつつちゃんと儲けるのはホント難しいですわ.
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