2014年12月19日金曜日

ヤマト調査員Aによるヤマト2199「星巡る方舟」鑑賞レポート (2回目)

ヒラサカ機関 東北方面担当のエージェント(ヤマト調査員)Aが、ヤマト2199「星巡る方舟」の2回目を観た感想をレポートして参りました.

わたしも既に2回目を観ましたが、Aほど細かくは分析できず、すでにAはヒラサカよりも90日彼方を航行しているように思われます.

ちなみにわたしはいま風邪でダウンしていますが、2回目の新宿ピカデリーが感染源として疑わしいです.もう一つは西大井あたりが感染源かと推測しています.


====== ここから2回目のレポート byヤマト調査員A ======

19:30の回.終わる時間がちょうど”寄生獣“のレイトショーの10分前なので、流れで”寄生獣“も見るつもり.
その前にグッズを購入.前回は時間の関係もあり、プラモとパンフのみだったので今回はじっくり選んで購入しよう.ショーケースを見るとその品数の多さにビックリ.第1章~7章、追憶の航海のグッズもあるものだから実にショーケース3個を占拠していました.
(ひら注: わたしもグッズが増えていたと思いました.沖田マグカップ欲しかった)

そして、私が寒い中我慢して並んで購入した劇場限定プラモの姿も...あぁ、やっぱりね、プラモは競争率低いからな~.で、衝動的に、メカコレのセットのやつをもう1個買ってしまった.多分悔しかったのだろう.さらに、毎回必ず買っているクリアファイル、それからポストカードを購入.実は一番欲しかったSD雪のラバーストラップが品切れ.みんな欲しいものは同じですね.

そうこうしているうちに入場の時間となりました.無性にオレンジジュースが飲みたくなったのでSサイズを購入し入場.入場者特典シークレットファイル2は、通称“こうのとり”についてのファイルでした.

劇場は初回時よりも一回り小さくなってました.  (ひら注: 新宿ピカも同様でした)
観客は40名ほどか.2週目でこの時間、を考えるとまぁまぁの入りではないでしょうか.中には子供ずれの家族の姿もありました.偉い!

今回はガンダムTHEオリジンの予告は無し.観たかったのにな~
(ひら注: 新宿ピカではオリジン予告が有ったと思う.遠くで弾幕張ってるサラミスが泣ける)

さて、2回目ということでストーリーは頭に入ってるので、なるべく細かく見ようとこころがけました.空間騎兵のコンバットスーツの足がMSみたい、とか、女性隊員が新見さんに似ているとか、そういう感想も出てきます(爆)        (ひら注: 宇宙の戦士っぽくもあり)
今回OPは歌なしの葉加瀬太郎さんのバイオリンですが、これは、台詞を入れたかったからなのか、と思いました.そしてOPで台詞を言っている人は今回の映画に少なからず関係している方々ですね.バーガーの台詞が2つもあるのがその証拠ですね.“ガトランティスおそるるに足らず”“こんな結末、納得できるかよ~”
そしてガミラス放浪艦隊とガトランティスの戦い.BGMはこの映画のオリジナルです.ラストの旋律がガトランティスのテーマになってますね.強力な前面装甲を誇るゼルクート級を貫いていく火焔直撃砲.何度観てもすごいですね.
ヤマトのシーン.南部が波動砲が封印され不安になっています.波動砲信奉者の彼らしい.
沖田を古代が訪ねるシーン.旧作では雪が死んだ後、古代が沖田を訪ね自分の苦悩を話し、逆に沖田から勇気をもらいましたが、2199ではそのシーンはなかったので、ここに入れたのかな、と思いました.“古代守がこの船にいるような気がするよ”という沖田の台詞に、そうか、そうだな、まだコスモリバース起動してないもんね、と納得.
山本と古代が話すシーン.山本の話もスピンオフで作れますね.楽しみにしています.あ、島くんが今回結構お邪魔虫(^^)
(ひら注: 通信班に「赤毛のアン」が居たのはなんでだろ?)

破損したランベア.メカコレで作ろうと思いました.
ちなみに、今回ジレル人による幻は、あの歌が聞こえた人の記憶が元になっているようですね.あの歌は記憶をトレースしているときに聞こえてくるのでしょう.おそらくガミラスの方々が見たのはバーガーの記憶をトレースしたものだったのでしょう.だから、古代たちをザルツ人と間違えた.
ユリーシャ確保の任にあたったザルツ人に対して、当初は嫌悪感をむき出しにしていたバーガーですが、彼らが国家を歌う姿を見てザルツに対する偏見がなくなったのでしょう.映画でも、“前にもそういう連中がいたな.好きだぜ、そういうの”と言っているので.

再び舞台はヤマト.あの名シーンです.さすがに“未来の子供たちにパパとママの思い出~”という台詞はなかったです.島や山本がいなかったら言ってたのかな、などと、2回目になるとくだらないことが気になります.しかし、2199年なのにカメラ大きくないですか?
そしてガトランティス強襲.ここでも三式弾(散弾タイプ)が活躍.これ作ったのやっぱり真田さんかな.大活躍です、三式弾.
(ひら注: 散弾タイプの三式弾は気づきませんでした.いいねぇ三式弾)

ガトランティスとの通信.ファーストコンタクトに思わず山崎を見る島.見返す山崎.追憶の航海のEndingの山崎の背中を流す島の絵を思い出すと、ここもなかなか熱いシーンです.
大都督様はまさに蛮勇というキャラ.こういうキャラがいてもいいですよね.ちなみに古代と大都督の通信中、山崎さんの視線はずっと島に向いていました.この辺のこだわりも2199ですね.
そうそう、今回南部が古代に対してずっと敬語でした.なにか心情の変化あった?南部くん.
真田の代わりに指揮を取る古代.ハヤブサの発進に対して、“敵はその一瞬をついて仕掛けてくる”と沖田の台詞をそのまま言う古代.ニヤリとする真田.くぅ~~

前方の惑星に逃げ込むヤマト.追うガトランティス駆逐艦.そうそう、煙突近くのやつ、爆雷だったんですね.旧作でもその設定か確認してみよう.  (ひら注: あれで応戦するのって初登場だったかと思いました)
敵の攻撃は当たらない.ヤマトの攻撃は確実に敵を撃破していく.改めて今回、島くんの操艦技術に感服、新見女史が“この航海のキーマンはあなたよ”という台詞を思い出しました.すごいよ島くん.
で、変な生物にからまれて緊急ワープ.進路上に障害物があるとワープできないという旧作の設定はないようです.  (ひら注: あのイカ星人もジレルの生物兵器でしょか?)

ワープし謎の空間に出るヤマト.そして謎の星に引き寄せられます.空中には巨大な建造物.このときのBGMが低い男性コーラスが入っており、未知の空間&星ということで、“永遠に”の暗黒星雲のBGMを彷彿とさせました.
古代、桐生たちがコウノトリで惑星探索に出発.このときのBGMが、“さらば”で空間騎兵がテレザートに上陸するときのBGMです.これは映画の予告でも流れてました.今回の映画は相手がガトランティスなので、“さらば”系のBGMも多く使われているのが旧作ファンには嬉しい.
ちなみにジレルのお姉さんが登場し、桐生がメッセージを読んで、古代、バーガー、ジレルの姉さんが手をとりあうシーンのBGMはテレサの曲ですね.うん、さらばだ.ちなみにテレザート上陸とテレサの曲は当時発売された“さらば”のサントラには収録されてないのです.この映画のサントラが待ち遠しい(2枚組みだそうです).
2回目なので、バーガーの“似てたよな”の言葉に、“何?何が似てるの?”と返すメレディアお姉さん(偽)の台詞が伏線というのがはっきり分かりました.

ところで、古代とバーガーが銃を抜きあったとき、古代が、“ドメル将軍は最後まで部下のことを思っていた”という台詞.あのとき、古代は雪がさらわれてゼロで出撃し、ダメで戻って、“ゆき~”って叫んでた.第一艦橋にはいなかったはず.まぁ、後で映像記録を確認したのだろう、ということにしておきましょう.

そして最終決戦.バーガーの台詞のあとに流れる“決意のテーマ(ヤマトの主題の変奏曲)”、そして古代の“ガミラスと共同で敵にあたる”の台詞のあとに続くヤマトのテーマ.このBGMの流れは何度聞いても神です!!何度聞いてもワクワクします!!鳥肌たちます!! あらためて宮川先生はすごい曲を作ったのだな~と感動しました.個人的にはこの映画のベストシーンはここです.

“敵のアウトレンジ攻撃の対策のめどはついている“という真田さん.1回目に見たときは、“空間磁力メッキ”か!!ここで出るか!とわくわくしました(違いましたが).しかし73%の確率といいつつ、画面上は100%回避。すごいです.確変継続率80%のパチンコで単発で終わる私とは違います.さすが真田さん!

惑星のリングを盾に敵に攻撃をかけるファルコン.このリングは、ヤマト2の土星決戦を彷彿とさせます.BGMはガトランティスのテーマ.当然といえば当然.
メガルーダに対するヤマトの攻撃は、最初の一撃でエネルギー移送装置を破壊.狙ったわけではないでしょうが、ここがヤマトの強さ!!  ちなみにパンフでメガルーダには空母機能もあり、後部に滑走路があります.へ~、そうなんだ、と思ったら今回、ちゃんとメガルーダからデスバテータが発進してましたね.
メガルーダとの一騎うちは、ロケットアンカーに三式弾という隠れMVPの2人が活躍.ロケットアンカーの巻き取りシーンでは、横の部屋に人の姿が見えました.ロケットアンカー専用員!? めったに使われないので、戦闘中も暇だろうな~と思いました.
(ひら注: ロケットアンカー大好きなひら的にはロケットアンカー操作員を見逃しませんでした)

バーガーがメレディアに、“俺、メリアに会ったよ”と言ったのに対して“何を言っているの?フォムト!!”と返すメレディア嬢を1回目は?と思ったのですが、そうです、彼女はずっとランベアにいたので、桐生に会っていないんですよね.2回目で納得.

メガルーダーを撃破.爆煙の中、メレディアが“ヤマトは?”というのは、まさにヤマトが地球を発進したのと同じ状況.そしてヤマトの姿が.このときのBGMが“永遠に”のエンディングの“新銀河誕生” いや~、1回目のときもそうでしたが、この曲を持ってくるとは.あらためてやるな!
“永遠に”は、この曲をバックに、サーシャ(藩恵子さん)が、“地球が一番美しい星だと思います.それは人と人とが信じあっているからです”という台詞を言います.
今回は、桐生が、“アケーリアスの人たちは、自分たちが撒いた種が憎しみをこえてやがて理解しあうことを信じていたのだろうか”と語ります.この理解しあえる=信じるで、“永遠に”のこの曲を使ったのでは、と勘ぐってしまいます.

そしてジレル人は何処かへ旅立っていきました.このジレルが第二の故郷としたアケーリアスの遺産の形が、イスカンダルの通信カプセルに似ているのは偶然だろうか.いつかアケーリアスの生き残りが地球を目指してきたりして.そしてアケーリアスの女王が“蒔いた種に挑戦されるのは悲しいものですね”と言ったりして(爆).

ヤマトとガミラス=バーガーの別れ.生き残ったバーガーは負傷した顔に右側に包帯を巻いています.ん、ちょっと待てよ.バーガーは左頬にキズがあり、今、右側を負傷した.ま、まさか…  ヤマト2201でピンチのヤマトを救いに颯爽と現れるガミラス艦隊.指揮官はもちろんバーガー.左頬にキズ、右目に眼帯をし、髪も長髪になってヤマトと再開する!!なんてことがあるかも.そう、守が亡くなった今、キャプテンハーロックを告ぐのはなんとバーガーだった!!なんて想像してます.
(ひら注: 笑わせないでー)

そして地球のシーン.斉藤の悲痛な抗議に、信念の塊の土方は力強く答える!
“俺の親友は必ず帰ってくると言った。必ずだ!!”
“太陽系外から通信!…..これは…..ヤマトです!!”
ジャジャーン!!(エンディングソング)
この流れも神です.TVシリーズがこのシーンで終わってもなんら違和感ないぐらい地球が救われたことをこれでもかと感じさせる流れです!!   2199のTV版のエンディングは、まぁ、聞いているぐらいでしたが、この映画の歌はしっかり聴きいっちゃいました.しかもこの曲のラストのメロディーが2199オリジナルのあの曲なのですから、これはもう私の中では神曲です!!

さぁ、次の土曜日はレイトショーで3回目を見るぞ.席はなるべく前のほうで見ることにします.

ちなみに今回見終わったあと、やはりこの感動を、次の寄生獣で暗い気持ちになるのはもったいない、と思い、寄生獣は見ませんでした.

(ひら注: ごくろうさんでしたー)


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