味覚オンチシリーズ第4弾は「紹興酒」です.
毎回、味覚オンチシリーズをリリースするたびに「もうこれで最期だ」という達成感を感じています.だがしかし、忘れ物についてフト気付くのが世の常、井上陽水さんもおっしゃっています、「探しにくい物ですか」と.
昨夜、忘年会の中華屋で「カメ紹興酒」が出てくると聞きまして、紹興酒味覚不感症候群に罹患していることを思い出しました.
カメ紹興酒では、上澄み+中間+底 で味が違うのだそうです.単一の熟成容器内で味が違うというのは少々考えづらいので、オリ成分の多寡が味覚細胞に影響するのではないかと思います.たぶんそれならば判別できると思います.
わたしの症状は、中華料理屋の円卓で紹興酒をガブ呑みするときに訪れます.安いボトル→高価なボトルへとグレードを上げてゆきます.しかし各ボトルの差異がさっぱり判りません.どこが違うんじゃい? 円卓を囲んでいる他の人々も、それが判っている風には見えません.安定の中華クオリティのため、中身は同じなんじゃねぇのかと勘ぐりたくもなります.そんな人は最安値のボトルをおかわりしてりゃいいよね.
日本政府特使として中国に出張し尖閣問題について協議した折には、中国共産党御用達といわれる「紹興花雕酒 塔牌 紹興酒 30年」をもらったのですが、飲んでみましたら「はて~美味なる部分は特に感じられぬが~」という感想でした.このランクの紹興酒を飲んでも不感症なのですから、もはや残された道は死をもって紹興酒の神様にお詫びするしかなさそうです.
紹興酒味覚不感症候群は以上のように深刻な症状に見舞われます.治療法はまだ見つかっていません.原因も不明です.昨今流行の梅毒のように、無自覚のまま罹患している人が多数居るそうですので、読者の皆様におかれましてもどうぞお気をつけください.
かしこ
人気ブログランキングへ
質のわりーのは、燗してザラメ入れないと飲めないけど、いいのは常温ストレートでも旨いちうレベルのアレです。
返信削除日本で流通してるのはザラメなしでもそこそこ飲めるし、常温で較べてみてはどうすか。
熱燗+ザラメで飲む方を横目でみつつ、わたしは熱燗または常温ストレートで行ってますが、いつもふーんという症状です.やばー
削除結構紹興酒は差がわかりやすいと思いますがね
返信削除先日醤油について、本物と偽物を飲み比べてみましたが…差がわからなかった
まー醤油は日本人によって、そのくらい巧妙に偽物が作られているとも思えるのだけど、中華にそんなことができるか?
いやストレートに差が出ると思います
肉のハナマサのプロ用1リットル¥200ぐらいの醤油しか日頃利用しておりませんです.そちらには肉のハナマサは無さそうに思われますが.
削除真人間になれるよう精進して参る所存につき、忘年会で頑張ります.