FPGA基板にHDMIケーブルを直接ハンダ付けします.
HDMIケーブルは秋葉原でジャンク品が¥100ぐらいで売られています.
今回はHDMIケーブルの現物をバラして結線を調査しました.
とその前にHDMIコネクタのピンアサインはこうなっているそうです.この画像はわかりやすいわ.
それではHDMIケーブルの分解に移ります.これが解剖前のHDMIケーブルです.
白い部分を一皮剥いたらおぞましいものが出てきてしまいました.銅箔シールドなのは判るんですが、この銅箔の無造作ぶりとハンダづけの無造作ぶりは工業製品の域を越えています.もとい工業製品の域に達しているか疑問です.
心の動揺が落ち着くまでにしばらくかかりましたが、解剖を進めます.銅箔を撤去すると、配線がモールドされています.これでは何色の配線材がどこに繋がっているのか解析できません.
実際にはモールドというほどガチガチの樹脂ではなく、ホットメルトでしたので、ヒートガンで炙って溶かして除去しました.これがHDMIケーブルの正体です.(網線は切断してあります)
特徴的なのはブルーのアルミ箔のシールド材でしょう.
外皮直下にアルミ箔シールドが在るのはBSCS受信アンテナの5CFBケーブルでよく見かけますね.
ですがHDMIケーブルに特徴的なのは、さらに内部に4対のアルミ箔シールドが施されているところです.その内部には、差動ペア+GNDの3本が入っています.1GHzクラスを伝送するだけに丁寧です.差動ペアがツイストされているかどうかは確認できませんでした. (アルミ箔シールドが4対である理由は、RGB+clockで4本だからです)
その他に写真の上の方にコントロール線と+5Vなどが合計7本あります.これらの線の扱いは通常レベルです.
一番上に斜めになってはみ出しているのは、外皮GNDに同居している銅のGND線です.
初期のHDMIケーブルはずいぶんと高価でした.いま、秋葉で最安値だと1mで新品が¥250ぐらいで買えますかね? これだけ凝ったケーブルにしてはお値段以上であると思いました.
追記: 差動信号は3本まとめてツイストされていました.
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かしこ
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