鼻炎、鼻づまりでお悩みの方々のための一条の光となるべく、鼻づまりの手術を体験してまいりましたので、ご報告です.
さきほど1泊2日の入院から帰ってきまして、まだ血混じりの鼻水が出ますけど、お客の前でもマスクをし続ける気なら月曜日から出勤しようと思えば可能と思われます.ただし、両鼻ともガーゼが詰め込まれていますので鼻呼吸はできません.鼻のガーゼを外せるのは火曜日以降です.
以下、その流れを書きます.
●金曜日10:00出頭.病室でプラプラしておく.
●12:15に呼ばれましたが、手術用の貫頭衣みたいのに着替えるわけでもなく、私服のままで手術台に寝ます.すげえ適当.残念ながら待望の塩化モルヒネ(推定)で幸福にはしてもらえませんでした.麻酔科の先生に点滴の針を刺されて、いままで薬でアレルギーになったことはありますかとか質問されました.ではこれから睡眠薬を入れます、数秒で意識が無くなりますと言われました.事実そのとおりで、上半身がピリピリとした数秒後に意識が無くなりました.
●13:30に病室で目覚めました.でも点滴されていて身動きできないし、鼻の上から大きなガーゼがテーピングされていて不自由です.鼻に鈍痛がありますけど、親知らずを抜いたときよりも痛みは全然少ないです.
●14:30に点滴が終わり、針を外されました.このころには鼻の痛みは消えていました.鼻の上のガーゼを交換してもらってわかりましたが、血だらけでかなりホラーです.トイレに行くために立ち上がろうとしましたが麻酔が覚めていなくてまだフラフラします.
●これ以降は、鼻血混じりの鼻水が出るのをひたすらティッシュで拭いつつヒマなので本を読む時間となります.くしゃみが連続して出た時には大出血してしまい、焦りましたが数分で出血は収まりました.食事は、持ちこんだコンビニおにぎりとペットボトルを飲み食いしました.
●麻酔で眠らされたからか、夜が更けてもなかなか眠くなりません.井上陽水の「昼寝をすれば夜中に眠れないのはどういうわーけだー」という歌が脳内リピートされます.眠ったとしても、口でしか呼吸できないので、口が渇いて目が覚めて、ペットボトルの水を一口飲んでまた寝るという繰り返しで、熟睡はできませんでした.
●翌朝土曜日の9:30に診察に呼ばれ、鼻のガーゼを交換し、ガーゼ交換で生じた出血を止血するためにしばらく寝かされます.鼻のガーゼを外すときはかなり痛いです.
●止血で寝ている間、手術で除去した部分の瓶詰めを先生が見せてくれました.
まず、鼻中隔の骨ですが、マグロのかま焼きを食べると薄い骨が大量に出ますよね.あんな感じの薄い骨です.魚類でも人類でも頭骨は似た形状ってことでしょうか? 驚いたのは切除した量でして、2x2cmぐらいのマグロのかま焼き骨が4つも切除されていました.「こんなにたくさん?」と言ったら、「あのくらい曲がっているとこのくらい取らなくちゃいけないんだ」と先生は言ってました.
もうひとつ切除した部位がありまして、下甲介といって鼻の中にのどちんこのように垂れ下がっているところが瓶詰めされていました.これが、小指の第2関節ぐらいを左右それぞれ切除してありました.下甲介についても、こんなにたくさん切ったのと驚きました.
こんだけ邪魔物を除去すれば鼻の通りが良くなるにちがいない.
●11:00にお金をはらって退院し、30分ぐらい歩いて家に着きました.シャワーも風呂も禁止と言われましたけど、血液が後頭部の方まで流れた後があったのでキモイのでぬるいシャワーを浴びました.食事制限はとくにありません.
●現時点で人相はどうなっているかというと、鼻に強く押し込まれたガーゼのせいで鼻が大きくなっています.しかし、鼻が赤く腫れて膨らんでいるようなことはないです.
●次回の出頭日は月曜日の午前です.ガーゼを交換します.たぶんまた痛いんだろうなぁ.こわいよう.
●トータルの金額は、国民健保で3割負担でのわたしの支出額が下記です.意外に高い.
事前検査代 約1万円
手術代 7万5千円
しかし鼻呼吸ができないので苦しいなあ.
追記:
金曜日の手術以来、平均睡眠時間は2Hぐらいで生きてきました.両鼻がガーゼで完全にふさがっているので眠れないんです.で、今日は火曜日.鼻のガーゼを完全に除去しまして、鼻が通るようになりました.呼吸ができる! 昼寝をしたら6時間も眠ってしまいました.
追記2:
ナザール依存症のため、手術前は朝まで連続して熟睡できませんでしたが、いまでは朝まで熟睡できるようになりました.
後日談3月14日:
本人には自覚がないのですが、手術後にいびきがものすごくひどくなったと家族から指摘されるようになりました.隣室で寝ている子供からもうるさいと言われる始末です.鼻が通るといびきが悪化するのがどういうメカニズムなのか? 不思議です.メンテナンスの必要があるかもしれません.
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