【人柱・鬱】 IOXY S4つ HD 買ってすぐ死亡、もうだめだ

長い間使って来た廉価スマホのIDEOSに飽きてきたので、買い換えようかと思い、IOXY S4つ HDを中古で￥１７８００で買いました．SPECの割には激安な機種であります．１つ問題があり、データ専用SIMが使えないのですが、Androidを書き換えることで解決できるというネットの情報を信じて買いました．
 CPU MediaTek MT6589-1.2GHz QuadCore
 OS Android 4.2.1
 ディスプレイ 5.0インチ
 カメラ 1200万画素 + フロントカメラ500万画素
 解像度 1280×720ピクセル
 通信    3G／WiFi／Bluetooth
 ネットワーク W-CDMA／GSM
 デュアルSIM
 バッテリー   2000mAh

どひさん
なぜか、買った当初からUSB－PCの接続でUSB認識をしくじるトラブルが頻発しまして、一度バッテリーを外してから装着した直後（一種のハードリセットと思われる）ならUSB認識することを発見しました．

データ専用SIMを使うために、rootを奪取し、その後でAndroidを上書きするような乗っ取るような、微妙なアプリを使います．たしかXposedInstallerというアプリだったかな．XposedInstallerを操作してから再起動する必要があるのですが、な・ぜ・か 再起動に３０分ぐらいかかる．その間は電源ボタンも効かないので、業を煮やしてバッテリーを外すという操作を何度も繰り返していたら、電源が入らなくなってしまいました．たぶん、firmware FLASHのデータが破壊されてしまったのでしょう．お陀仏です．おしまいです．

1280x720ピクセルの画面は美しかったし、４コアで応答は速かったし、好印象だったのですが、短いおつきあいでした．さようなら、IOXY S4つ．もう会うことはないでしょう．またIDEOSを使います．

ちなみにこのキャラはAndroid4.xの愛称であるJelly Beansのようです．ユルい．

ジャンクと化したので分解
↓背面パネルを外すとバッテリ収納スペースがデーンと凹んでいます．SIMのコネクタが２つと、SDコネクタが１つ見えます．興味深かったのは、２つのアンテナです．赤で囲ったところが、柔らかなテープ状の貼りつけアンテナになっています．SWRとか高そうで、ゲインが低そうで、これでアンテナかぁと厳粛な気分です．あと掌にアンテナ電力がモロに照射されそうですね（汗）．

↓外周にある小さなネジを１０ヶぐらい外して、外周を爪でパカッと外すとこうなります．プリント基板は上１／３ぐらいの面積しかないので、とても小さいです．プリント基板はSIMカードコネクタでふさがれている上に、シールド板金で閉じ込められているらしくて、プリント基板の実態を暴くことは断念しました．

↓不要輻射対策と思われるシールドテープを剥がすと出てくるICは、たぶんタッチパネルのICだと思います．EKTと書かれたフレキの下に見える黒いのはヘッドホンコネクタですがこれだけ集積度が高くなるとヘッドホンコネクタが巨大パーツに見えてしまいます．

↓その近所には12Mpixelのfocus付きカメラモジュールがついてます．12Mpixelもの画素数を活用できるほどのレンズじゃないと思うので、ただのスペック狂騒かと．chip抵抗のサイズは1005であるようです．

↓左下にあるコイン電池みたいなのは、振動モーターのようです．金網はたぶんスピーカー．下に見える小さい四角はたぶんマイクだと思う．

パーツ自体が小さいのは言うまでもありませんが、これほど重層的に実装されているとは予想していませんでした．分解は断念しましたがプリント基板上のLSIもメインチップ＋FLASH＋電源ぐらいに高集積化されているのではないかと推測します．壊れたFLASHを初期化するジャンパーがあるかもと期待したのですが見当たりませんでした．
この機種は途上国向けの廉価製品をイオシスが少しカスタマイズして日本で売ってるらしいです．そういう廉価機種でありながら、こういう細密な実装を新興国でもできてしまう時代なのだなぁと、製造技術ではもはや日本の電機メーカーの出る幕なしだなぁと．

さて、この失敗をいつまでも悔やんでいても仕方ない．明日に向かってまた前向きに進んでいこう．

逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ     誰かタスケテ...


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