わたしがソニーで設計していたのはテープドライブでしたが、同じストレージつながりで親近感のあるソニーの光ドライブ事業が閉じることになりました.http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120825-00000528-san-bus_all
光磁気(MO)が主流だった頃のソニーの光ドライブビジネスは、富士通に押され気味な部分はありましたけれど大容量化の開発投資はとてもパワフルだったんです.その後、相変化(PD)の方が技術的に優れている(SN比がよい)ことがわかり、またDVDのdefactoを東芝に持って行かれたので光ドライブビジネスは優位性の乏しいビジネスを余儀なくされてきました.そして常識外れの円高環境の下、ついに力尽きました...... 光ドライブはメカトロニクス記録の覇者ソニーの伝統的な事業なので、残念無念なことです.
光ピックアップやメディアは継続でしょうから、たとえばPS3向けの部品は内製をつづけるのでありましょう.
記事によると400人は退職か配転のようですが、配転後に開発・設計の仕事に就けるのは5人に一人ぐらいで、5人に4人は資材かQAにて第2の人生を歩んでいただくと思われます.
エンジニアパラダイスだったソニーがずいぶん変質してしまったものよのう.強者共の夢の跡.
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