2012年8月11日土曜日

STM32-DISCOVERY の RTC機能とバッテリバックアップ機能を味見

STM32-DISCOVERYのCPUにはRTC (real-time clock)が載っていますのでいじりました.
https://sites.google.com/site/stm32datasheet/home/060-STM32-program-smpls/41a-rtc-backup

わたしはRTCを使うのが初めてなんですが、バッテリバックアップされるのは当然として、年月日時分秒を出力してくれるんだろうなーと思っていたものの、そうではありませんでした.つまり、ストレート秒カウンタでしかなく、年月日時分秒変換はソフトでやってねというものでした.RTCにはもっとロマンを持ってたんだけどなぁ...しょぼくて残念.

32.768kHzのclockを微妙に間引いて最大120ppmまで時計を遅らせられる機能がありますが、これはまだ試せておりません.高精度の周波数カウンタがないと校正できないみたいなので試しようがない.この校正レジスタもバッテリバックアップされます.

バッテリバックアップ機能は、こんなふう↓にLi電池をつければOKってわけでした.VDDが落ちると自動的にバッテリに切り替わります.そしてRTCのレジスタと、他に22BYTEのユーザーレジスタがbackupされるという機能でした.Vthは可変で至れり尽くせりです.

バックアップ機能にはTAMPERという自殺装置があるんです.
ハッカーがフタを開けるとTAMPER SWが切れて(オンして)、それまでバッテリバックアップされていたユーザーレジスタが0000になります.するとプログラムがハッキングを察知して動かなくなるというそら恐ろしい機能です.こんな機能が実装されたコンスーマー機器ってあるのだろうか? 軍用なら有用そうだけど?


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試用レポはいずれまた...

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