2017年9月17日日曜日

【フリエネ】Bi-Toroid Transformerについて (3)

Bi-Toroid Transformerの件、第三回目です.ごにょごにょと弄っています.もちろんover unityなんか達成できてませんよw

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↓最初に、トロイダルコアに10:10を巻いたトランスと等価回路です.シミュレーションによりR1=6Ωのとき、21mWがR1に出てくる.実測でもそんなもん.
↓次はBi-Troid Transformerモドキです.巻き数は10:10.2次側の漏れインダクタンスL2をわざと大きくしているのが特徴.L2でブロックされるせいでR1に出てくる電力は5mWぐらいに低下する.simでも実測でもそんなもん.

モドキじゃしょうもない、というわけで、本当のBTTに合わせた構造にしたいと思います.
↓1次巻き線が絡んでいるのが小コア.2次巻き線が絡んでいるのが大コアです.各巻き数は10turn.この構造で2つの2次側に出てくる電力は、通常形態トランスの2次側に出てくる電力が2つにスプリットされただけという感じです.特に変な挙動は感じません.ましてover unityにおいておや.

ここでBTTの2次側コイルの極性はどうあるべきかについて考えます.
下図は、2次側コイルが発生する磁束を赤で描いた図です(右図は起磁力と磁気抵抗による表現).
BTTは2次逆起電力を1次側に還流させない意図があると思われるので、1次コイルに逆起磁束が流入しない構造が正解だと思われます.
1)BTTの解説図には大抵この図のように2つの2次コイルの逆起磁束が大コアで衝突するように描かれています.しかし、これだと1次コイルに磁束が流入してしまいます.
2)ひら的にはこちらが正解ではと思うんですが、2つの2次コイルの磁束がグルグルと回る方向にするべきなんじゃないかな? こうすれば1次コイルに磁束は流入しません.
それで1と2を両方とも試してみたんですが、挙動に変化はありませんでした.それが当然とも思えるし、そうかなぁ?とも思いますが、追求するのは中止しました.

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追求を打ち切った理由は、トロイダルコアでBTTを作ってもそれって何か違う気がしたからです.
↓左のお面みたいのがトロイダルコアでBTTを真似て作った構造です.赤の2次逆起磁束が流通します.しかし、本当のBTTは中央のような磁路を考えているので、磁束の分流と合流がちょっと違う.右のようにEIコアを積み上げて作らなくちゃいけないかもしれません.
というわけで、EIコアを入手中.中華通販なのでしばらくお休みで~す.
かしこ

追記 2019.1.17:  やっとこさコアをこしらえたよ.

2 件のコメント:

  1. いつもの通りすがりの人2017年9月18日 17:14

    個人的には
    ・「Maxwell方程式には未発見項」があって、そこからエネルギーを得ることができる
    という説を気に入ってます。なので、フリーエネルギーは、
    ・高電圧(テスラコイルとか)
    ・高磁束密度(ネオジム磁石をいっぱい並べるとか)
    によって「隠れている項のエネルギー(低電圧とかだと、雑音以下なのでわからない)が見えてくる」
    ことでフリーエネルギーを得られる、と思ってたのですがこれはそういうのとは違うみたいですね。
    (どちらかというと「低温核融合」に似てる気がする。)
    ※原図だと、大コアの上の方で「磁束の対消滅」みたいなのがあるので、それがミソなのかもしれません。
    下の方は「対発生?」みたいな感じなので、「ミニブラック/ホワイトホール」から
    エネルギーを得るとか???

    まさかねぇ・・・

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    1. 高電圧・高磁場に加えて、放電現象も興味があります.
      BTTの実験中に自己冷却して氷結とかしてくれないかな.

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