ベルモットという洋酒があります.
わたしごときの稚拙な知識での話ですけど、ベルモットってゲスい言い方をすれば養命酒だなぁといつも思います.ワインに薬草を漬け込んだ酒ですから養命酒になるのは当然といえば当然ともいえます.
もうひとつ、ベルモットって200年前か500年前か知らんけど、元は修道院で作られたレシピが源流になっているブランドが今でも残っているのがよくあるみたいです.修道女が飲んだくれるための酒と云うよりも、修道院の現金収入として製造されたんじゃないかなと想像するのですがどうなんでしょうか?
そういう由来だからだと思うのですが、伝統のレシピで養命酒的に薬草の香りが濃いせいで市場を狭めている部分があるんじゃないかなぁと以前から思っていました.ビールでもそうですけど、ライト志向は世界的な嗜好の移り変わりですから、18世紀の修道院が作っていたコテコテの養命酒みたいなお酒ってどうなんだろと.ライトなベルモットというのが登場してもいいんじゃないかと、思っていたんです.
それで新橋のジンアンドトニックでさっき飲んだ、フェルディナンデスとかいうドイツのベルモットが、ライトテイストで旨いんです.ベルモットというと、イタリア・スペインのイメージでドイツってあまり知らないわたしでした. →お店のこの件のページ
左のボトルが熟成バージョンで、右のが非熟成.見た目ではほとんど識別不能.
薬草のエグ味は従来比60%ダウンぐらい.香りはまるでサクマドロップのような甘くてかつエステル風ないい感じ.
熟成版のお味は甘くて濃厚だけど、それでも通常のベルモットよりもはるかにドライ.非熟成版は甘み抑え気味で、ひら的にはこちらの方が旨かった.ちなみにこの写真は両方を同時に出してもらって呑み比べているところです.
来店するたびにこれをゴクゴクと呑んでしまおうと思っているところよ.
ちなみに輸入元はあの信濃屋だそうです.
かしこ
ベルモットだけでは飲んだことはないですなあ。
返信削除マティーニも飲まないし。
シャルトリューズは、毎回飲んでます。黄色は甘いので緑色のほうを。
では機会があればアブサンで悪酔いしてみましょう.人によっては飛べるのかもしれませんので.
削除この前、うちの奥さんとジンアンドトニックさんにおじゃましてし、スイカのカクテルとおいしいスコッチを頂きました~。おいしゅうございました。
返信削除やってましたねスイカ.そろそろキョホウ系が始まる模様.ではまた
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