2014年5月4日日曜日

手作りビールただいま発酵中 (その3) 瓶詰め

これから、GWの大渋滞の隙間を縫って伊勢原へ帰省いたします.たった1時間の旅ですが.

と、その前に、大急ぎでビールの瓶詰めをしました.1%越えちゃうと密造酒の下手人になってしまうそうなので、5倍に希釈して瓶詰めしたのですぅぅぅ.

瓶詰め工程がどんなもんかというと、
●4月23日に発酵開始して約10日経って、養分の糖を消化し尽くして発酵終了し、酵母さんは眠っている.溶液は気の抜けたビールの味をしている.
●それを瓶に詰めるのだが、330mlあたり2gの砂糖を追加して瓶詰めすると、1ヶ月ぐらい瓶内発酵した結果、行き場のない二酸化炭素が瓶内に閉じ込められてシュワシュワのビールができあがる.
●今はあまり見かけない王冠で栓をする.

↓瓶は330mlのを大量に買いました.500mlだと一人で家呑みするにはお腹が一杯になりすぎますので.これは魚釣り用の大きなクーラーボックスに水を50リットルぐらい張って、ミルトンを500ml投入した次亜塩素酸ソーダ溶液で瓶を殺菌しているところ.死ね死ね細菌共.
↓自作の瓶乾燥台に下向きにしてしばらく乾燥.今日は暑いのすぐに乾きました.
↓炭酸発生のための瓶内発酵用糖分として2gの砂糖を追加します.2gというと微少な量で、小さじ一杯だと4gになってしまい、小さじの半分サイズの(2.5ml)計量スプーンを買いました.これだと少し大盛りぐらいでジャスト2gになります.漏斗は、砂糖がすんなりと落ちてくれるような形状のを探しました.丸まっちい漏斗だと砂糖が落ちてくれません.
↓砂糖投入ラインの様子.
↓発酵溶液造りで余った上白糖を使おうとしたんですが、ベタついて漏斗の首を通過しないので、サラサラのグラニュー糖を使いました.これは作業上の要注意点かと思います. 2gのスティックシュガーを使う手もあったのですが、身近の店では売られてませんでした.
↓砂糖を投入した瓶に、発酵液を注ぎます.
↓発酵液の色はこんなでして、意外に色が濃いです.
↓一本だけあえてペットボトルに注ぎましたら、やっぱり色が濃い.ピスルナータイプということでしたから、もっと黄色っぽいのかと想像していたのですが、そうではありませんでした.なんか濃そうなかんじがします.どうして一本だけペットボトルにするのかというと、瓶内発酵が進むと二酸化炭素でボトルがパンパンに膨れるので、発酵状況のテスターとして使えるからです.
↓空になった発酵タンクの底にはドロドロとしたものが溜まっています.ビール酵母という健康食品がこれらしいです.でも捨てました.
↓こうして並べると壮観でして、ペットボトルを含めて、330ml瓶が59本になりました.
↓次は打栓ラインへ製品を投入します.王冠はスプレーでアルコール殺菌しておきます.打栓ジグで王冠をカシメるのですが、機密が保たれているのか不安です.
↓これが出来上がり.これまた壮観な眺め.冷暗所にて1ヶ月熟成させてから味見してみます.
↓大量に作ったミルトン溶液で使った器具類を消毒.
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かしこ


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9 件のコメント:

  1. びんずめ工程終了、おめでとうございます。1か月後が楽しみですね。
    そぼくな質問ですが、びんずめ工程でビ-ルを定量詰めるのは、
    難しいと思われるのですが?そのような事は無かったのでしょうか。

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    1. そうですねえ.適当な目分量なので、330mlピッタシに入っているとは限りません.
      しかも瓶によって多かったり少なかったりしています.

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  2. ピルスナーといいますと、好気性表層発酵でしょうか?
    できあがったら淡い色と、昔のサントリーの様になると思いますが、砂糖を足すのは、糖分が足りないのでしょうか、

    シャンパンは瓶を逆さにしておき、澱を口に集めて、蓋を開けた瞬間に捨て、ついでに氷砂糖を入れ、追加発酵が豊富な泡、炭酸の元になります。

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    1. 低温低層発酵とかいうのがあるみたいですが、ピルスナーがどっちだったのか忘れました.
      砂糖についてですが、瓶詰めの段階で糖分は完全にゼロになっているので、わざわざ足します.ただし、一番最初に砂糖をたくさん入れて、砂糖が残ったままで瓶詰めすることも技術的には可能だと思いますが、残留糖分があまりにも多いと炭酸が強すぎて瓶が割れるようなこともあるらしいです.

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  3. 発酵には出芽酵母が重要ですが、酵母と申しましても幾多の種類や性質があり、主に糖類に働きアルコール発酵をするだけでも、ブドウにつくワイン、エール、ラガー、日本酒や炭酸を利用する、パン酵母これも大きくサワー種(特異で小麦のデンプンに直接働き、ファラオの頃から有るらしい)と天然で見つけられた、(天然)と呼ばれる、半ば人工増殖種があり、そのほか病気や毒性を持つものなど多種にわたりますが、人類はそれらを有効に使ってきたようです。

    日本では家に付き、それぞれ個性があるようです。(日本酒、味噌)

    ビールに戻りますと、発芽した麦芽がデンプン糖化酵素で、ホップに集まる酵母が、アルコール発酵に重要で、この種類により、ビール種が決まるようです。

    簡単には、生きている酵母を含むエビオスを使っても、糖類からビールが出来ます、
    砂糖を取った後の、黒い非結晶糖蜜からは、ラム酒が出来ます。

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    1. パン酵母で酒を作っている人も知り合いにいます.味はそんなに変わらないと言ってましたが、マジですか?と思ってしまいました.
      ちなみに、ビール酵母は原料缶に付属してますんで調達に困ることはありませんでした.

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  4. ビ-ルと関係の無い話ですみませんが、最近街中を歩いているとWi-Fiの掲示を良く見かける
    様に成りました。スマホは持っていますが、電話、メ-ルくらいしか使用していません。

    スマホに無線ユニットが有れば、WI-Fiのエリア内でインタ-ネット等が使える。
    有料の物も有るが、無料の物も有る。
    使用に当たっては、登録が必要
    と思いました。こんな理解でよろしいでしょうか。
    あまり、旅先でインタ-ネットをする必要は、私の場合、あまり有りません。

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    1. 大抵は有料と思っといたほうがいいかと、わたしは思っていますが、あまり根拠はありません.秋葉には無料のHOTSPOTがいろいろあります.そういう所はハッキングするのが目的という噂もあります.
      マクドナルドやモスバーガーで使えるWiFiは、softbankの有料のwifiなんじゃないかしら? スマホで使えるようになります.

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  5. ハッキングするのが目的という噂もあります。
    こう言う事も心配する必要が有るかも知りませんね。ありがとうございます。
    もう少し、本を読んで研究してみようとおもいます。

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