2018年11月16日金曜日

ボーダーライン2観た! これじゃシリーズが終わっちまうじゃんか、、、ネタバレなし

本日封切りの「ボーダーライン2」を観ました.

良かったですよ.嫌な物を見てしまうと気分がスッキリするような独特の性癖を持つ者ならボーダーライン2を楽しく観れるでしょう.

ひら的にはなるべく多くの人に観てもらいたいので、本作の楽しみを毀損することのなきよう、ネタバレはいたしません

【注意点】
ボーダーライン2を観るにあたっては、1作目を観てからの方がいいです.

なぜか?

ボーダーラインの基本構造によります.メキシコにおける麻薬カルテルの非道は酸鼻をきわめ、アメリカ人には(日本人にも)理解不能なほどで、観客はそれに戸惑いを感じつつ映画を観るというのが本作の基本構造です.
観客が抱く戸惑いなんか無視して戦闘行為でグイグイ引っ張ってゆくのが、ボーダーラインの二人の主人公のオジサンです.彼らは麻薬カルテルとの非合法な戦闘を遂行します.
なので1作目を観て、二人のオジサンのそういう立場を理解してからでないと、2作目についていけないと思われます.

【1作と2作でどっちが良かった?】
率直に言うと、カタルシスという点では1作目がよかった.
1作目は、麻薬カルテル撲滅作戦の開始~終了までを映画一本で描いたんです.なので観終わったときに任務完了的なカタルシスがありました.

それと、1作目の観客置いてきぼり感がよかった.
1作目では、遵法精神旺盛なFBI職員が二人のオジサンのチームに加わり、オジサンの非合法活動を目の当たりにします.FBI職員は大いに戸惑い非合法活動への反抗心に燃えます.観客はFBI職員にシンパシーを感じつつも、徐々にオジサンの非合法活動への理解を深めていかざるを得ないという構造になっています.前半は不透明感、後半は諦観とでも言いましょうか.

それに比較して2作目は、、、
映画一本=一作戦ではありません.
また、観客は二人のオジサンの立場を知っていますから、不透明な脚本にするのが難しかったのでしょう、2作目は順を追った説明的で理解しやすい脚本なんですよ.そこがちょっと残念なところでした.

【2作目は良かった?】
良かったー.
ジャンジャンバリバリ撃ち殺すのは楽しいです.
1作目とは違う意味で充分楽しめました.
ラストに近づくにつれて、えぇーーーっとうめきました.

ネタバレになるのでこれくらいにしときます.

それでは劇場へどうぞどうぞ.

かしこ

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