2018年11月3日土曜日

お願い読まないで、宇宙戦艦ヤマト2202第6章ネタバレレポート

面白かった.5章よりも面白かった.5章の酸欠状態よりは、6章は構成的に落ち着いて見れたけど、7話分ぐらいあったようなかんじー.


ところで、、、「オレが今観てるものはなんだろう?」って、ちょっち妙な事を考えてしまいました.別に悪い意味じゃないんですけどね.

前にも当ブログで書いたけど、宇宙戦艦ヤマトは大ヒット作にも関わらず派生作品を産み出せなかったアニメで、そういうのって珍しいと思うんです.派生作品が出来ないのは、初代ヤマトからしてすごく特殊な内容だったからだと思います.

2202第6章を観て、ますます特殊化していると思いました.

特殊というのはどういう意味かというと、、、

ほとんどありとあらゆるアニメ作品は、対象視聴者の心に引っかかる仕掛けを想定して作られていると思うんです.それが良く判るのが一連のジブリ作品です.環境、女性、優しさ、みたいなキーワードがジブリには常に漂っているじゃありませんか.わたしはそういうのが鼻について苦手ですけど、ジブリを好きな人を批判しようとは思いませんけど.
ハーレムだのラッキースケベだのっていうアニメ作品は、男性視聴者のリビドーに引っ掛ける意図で作られています.
良作アニメも下作アニメも片っ端からチェックしているわたしとしては、どの作品を観ても「あぁそういう引っ掛けね」ってわかってしまいます.

中には「そういう引っ掛け」からかなり離れられた作品も存在するけど、そうゆうのは少なくて、近年自分が見たアニメから思い起こすと「さよならの朝に約束の花をかざろう」が「引っ掛けフリー」に近かった気がします.

それで2202第6章を観いてどうだったかというと、このstoryはもはや何かに引っ掛けようなどとしてないや、と思いました.
ガトランチスは知的生命を根絶やしにするのが目的だから負ければ地球は絶滅必至.地球人は時間断層をフル活用して大艦隊を量産し物量には物量で一歩も引かない.惑星をポカスカ消滅させ得る兵器をバカスカ撃ちまくるスケールで巨大要塞vs宇宙艦隊の総力戦が延々と描かれる、クライマックスシーンというわけでもないのに.
仁義もクソもない絶滅戦争、そんな特殊な作品が真剣に制作される日本のアニメ業界ってスゴいです.でもそれを可能たらしめているのは、宇宙戦艦ヤマトというコンテンツの威力でしょう.すなわち、絶滅戦争・超破壊・生存戦略 といった、通常のアニメ企画にはあまり縁の無いキーワードをメタファー化したものが宇宙戦艦ヤマトなんですね.2202第6章を観て、ヤマトに対する畏怖の念を改めて感じました.やっぱ他にないわって.


さて、以下はネタバレ全開で行きますんで、絶対に読んではいけません!
↓読んじゃダメー
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たぶんですけど、第6章はTVアニメの4話分だと思いますんで、その区切りでいきます.
まぁでも、あの込み入ったstoryをどんだけ思い出せるかはあんまし自信ないんですけど.

【1話目】
ガトランチスへ落下してゆくヤマト.

銀河へ移った脱出組ヤマトクルーはAIオートメーションとコスモリバース(CRS)のコトを知る.CRSが拒否するので銀河は攻撃兵器をつかえない.

作戦ブラックバード発動.無人機+加藤機で敵艦隊に突っ込み、波動コアを散布し、CSR共鳴で敵を止める.加藤は死ぬ気だ.
CRS発動.ガトランチスの先遣艦隊は撃破された.

ラストシーンは加藤、「どうして死なしてくれねぇんだぁー」

【2話目】
負傷から目覚めた雪は記憶喪失になってしまう.

ヤマトクルーは不時着した惑星を探査する.そこはレムリア人の遺跡の惑星だった.
PVにあった「滅びの歌を歌う者、それはゴラム」という子供の声はレムリア遺跡の声だった.

遺跡にて、古代レムリアとガトランチスの関係が明かされる.
レムリア人はクローン兵としてガトランチスを作った.その最優秀体がズォーダーであった.ズォーダーは反乱した.レムリア人は滅んだ.
サーベラは、ズォーダーに味方したレムリア人のクローン体である.桂木も同様.
レムリア人は保険としてガトランチス人の生命を停止させる装置を作った.その装置がゴレム.だがゴレムはズォーダーに奪われ、ズォーダーの手元に置かれている.

ここでG計画とゴレムが両方とも頭文字Gなのはネーミング的にどうなのかな? 銀河計画だからG計画、GalaxyだからG計画、それはわかるんですがねー.

重大な秘密が漏れたことをズォーダーは知る.ズォーダーはレムリア星の破壊を決断する.

【3話目】
この回はヨカッタ.山南さんがキャプテンハーロックに化けたぜ!

地球ガミラス艦隊とガトランチスの決戦.場所は火星.修理後のアンドロメダの乗員は山南ただ一人.バーガー登場.
虎鉄さんは艦隊に檄を飛ばす、「何をしても、どんな形になっても生き残るのだ」.

アンドロ艦隊が都市帝国の上から急降下攻撃するも損耗甚大.
その頃、レムリア星に破壊ビームが放たれ、ヤマト窮地.緊急脱出に成功するが強大な重力から脱出できない.
ガトランチスの重力源に単艦特攻を仕掛ける山南.艦橋への攻撃で天井の無くなったアンドロメダを操艦する山南.アンタはハーロックか!
銀河艦橋にてG計画の正体が語られる.人体改造を伴う地球からの脱出計画だ.銀河クルーが女性ばかりなのは子宮を提供するため.「そこまでするのか?」と激高する島.

その時、山南からの緊急通信「ヤマトが生きている! 援護を求む」.
真田さんはCRSによる援護を意見具申する.
波動砲で特攻する寸前の山南に「死んで取れる責任など無い」と土方からの通信.
AIはG計画遂行のため銀河の温存を主張し、銀河の制御権を人間に渡すまいとする.
早紀艦長は、AIことアナライザーブラックを銃で撃ち沈黙させる.「私が指揮をとる、アンドロメダを援護する!」
波動砲を撃つアンドロメダの後方から銀河がCRSを発動.オーバーロードでCRSは失われる.しかし彗星帝国の重力源の破壊に成功する.アンドロメダのロケットアンカーでヤマトを捕獲、ヤマトを牽引する.

山南さん、かっこいいです! 早紀さんもね!

ヤマトを助けたアンドロメダだったが機関が持たず彗星帝国へ堕ち、大爆発.あぁぁ山南さん!
しかし、加藤機が山南を救出したのであった.天井が無くてよかったね.

彗星帝国は火星軌道で停止.戦闘はしばし休止.

7章の銀河さんはCRSを捨てて波動砲に換装するんだろうね.

【4話目】
デスラー登場!

わたしの耳が正しければ、土方さんの声がここで変わった気がする.石塚運昇さんのご冥福を祈ります.(第一話が運昇さん最期の出演だったらしいです)

加藤の息子はめでたく退院した.加藤は隊長を続けるが、罪の意識は消えない.

彗星帝国攻略の作戦会議.
トランジット波動砲を使う.ゴレムを奪いガトランチス人を皆殺しにする.
古代は、ズォーダーとの話し合いを意見具申する.

キーマンはデスラーからの遠隔通信でデスラー艦の接近を察知する.
デスラーは、デスラー砲の遠距離射撃をする.
ワープでデスラー砲をかわしたヤマトはデスラー艦正面にワープアウト、激突する.
デスラー艦から発したロボットがヤマトを襲う.
ロボットが斉藤に迫るが、ロボットは斉藤を撃たず、一礼して去っていった.
それで斉藤は知る、自分こそがズォーダーの端末だったのだ.

キーマンとデスラーが対峙する.ガミラス代替惑星を得るために地球と組むべきか? ガトランチスと組むべきか?
ミルがデスラーを撃つ.ミルはキーマンに言う「お前がデスラーを殺せ、さすればガミラスの代替星を渡す」.

【舞台挨拶】
羽原さんと福井さんが登壇.進行役は小林治さん.いろいろと話してました.
5章から6章まで半年間もあったのに6章に使ってしまって7章の制作が大変だそうです.
最後に福井さん曰く、いろいろと悩ましかろうと思いますが、7章ではちゃんとした終わり方になりますのでご期待下さいとのことでした.

最終第7章は3月1日.オレはこのビジュアルが好きなんだ、うへぇ...
かしこ

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