アニメ「ゴジラ怪獣惑星」 最終話

ゴジラ怪獣惑星 ３部作の最終話を観ました．

ギドラのビジュアルは良かった．
でも、ニトロプラスさんたら、カタルシスの無いstoryを作ったもんですなぁ．

ゴジラは、核兵器やナノメタルの段階に文明が進んだ惑星には、その文明を滅ぼすために自然発生する、というのが２作目に明かされました．その設定のままで、どんでん返しなくfin.となりました．

【よくわからなかったあらすじ】

２作目で、ナノメタルによるゴジラ攻撃に失敗した三星連合部隊であった．

↓しかし宗教宇宙人は、ゴジラ攻撃の失敗を予見していた．

↓宗教宇宙人の信条は終末思想で、自らも地球人もメカ愛好宇宙人も滅べばよいと考えている．滅びを促進するためにギドラを地球に召喚する．宇宙船はギドラによって消滅する．

↓ギドラのゴジラ攻撃は有効で、ゴジラは消滅するかに思われた．

宗教宇宙人はハルオのゴジラへの憎悪を煽るが、ハルオはその煽りに乗らず、宗教宇宙人に反抗する．その甲斐あって、ギドラは我々の次元に実体化した．ゴジラの攻撃でギドラは退けられる．

ゴジラ・ギドラ・三星連合の戦闘は終わった．生存したのはハルオ達人類と、地球棲息人類だけ．ゴジラはナノメタルが消滅したので沈黙する．

ハルオ達は現地人化した生活を始める．

ある日、１台だけ残ったナノメタル製モビルスーツの起動にチームの科学者が成功する．しかしハルオはゴジラの再起動を懸念する．ハルオはモビルスーツで特攻し、ゴジラビームで蒸発する．わざとだ．

ナノメタル文明は完全に失われ、地球に平和が戻った．ゴジラは沈黙したままだ．

【わからなかった点】

宗教宇宙人の語る観念論が後半のstoryのメインになります．

ひら的には宗教宇宙人がなにをやりたかったのかがよくわかんなかった．

超破壊のためにギドラを召喚したのはわかる．でも解らないのは、ハルオのゴジラ攻撃欲を煽ったとしても、あの状況でハルオが割って入る余地が在った気はしませんから、ハルオに何をさせたかったのか？

【残念だったところ】

文明を滅ぼすために自然発生するゴジラという設定がそのままで終わってしまったところ．

ゴジラさんには、一度起動したら地球生物を滅ぼしても止まらない属性でお願いしたかった．訳知り顔で沈黙なんてしてないでよゴジラさん．

ゴジラは地上で沈黙していて、人類は土人生活になるという結末は平和すぎてカタルシスに欠けるなぁ．

かしこ