2018年7月29日日曜日

高山さんまた逢う日まで

台風が岐阜県の下呂〜飛騨に落として行った雨は少なかったので、無事に高山から下呂温泉に帰還できました。

高山ラーメンは細麺のちぢれ麺の醤油味で、わたしの好みのタイプでした。

高山で観光するなら2箇所でいいかな。

1つ目は古い町並みに沢山のお店があるゾーンをぷらつくこと。必ずしも全ての家屋が古いわけではなく、条例でデザインを統一して景観を保全してるってとこかと思います。

2つ目は「高山陣屋」と言い、江戸幕府の飛騨合同庁舎です。今風に喩えれば、県庁と地裁と県税事務所と県警と知事公邸と米穀保税倉庫が一括された場所ですね。此処はとても面白かったです。
この門は正面出入口。
敷地内には徳川の御紋のかかったメインエントランス。
なんか綺麗です。それもそのはず、建物は復元なんですから。基礎が発掘され、江戸時代の図面が残ってたので復元したのだそうです。

これは女中部屋。バックヤード感がいいかんじー。
前日に見学した白川郷とどうしても比べてしまいました。
高山陣屋は地方行政長官の公邸だけあって造りが綺麗で採光も明るい金満屋敷なわけです。
白川郷はどうかというと、言っちゃ悪いが貧しい地方農民のギリギリ生活施設なわけ。兄ちゃんは出稼ぎに出てるんだ、上の姉さんは胸を病んで寝てるんだ、とかいう古い時代の残留思念が心を重くする。いつも低評価でゴメンね白川郷さん。

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資料展示コーナーで興味を持ったのが「塩硝」でした。名前から推察される通り硝酸塩化合物です。硝酸塩というと火縄銃の火薬の原料です。展示には火縄銃と共に塩硝が置かれています。
けれど、わたしの記憶が正しければ、日本では硝石は産出せず、戦国時代以来戦で使う火薬は全量が中国からの輸入だったはずなんです。なので、国内産硝酸塩って何なのさと興味を持ちました。

飛騨地方の山に硝酸塩が埋まっているのではありませんでした。
ななんと、化学合成品だったんですねぇ。江戸時代に火薬の酸化剤を化学合成してやがった。未来人のオーバーテクノロジーか?

化学合成方法が奮っています。合成法を一言で述べると「ウンチとおしっこを発酵させる」です。
おしっこでピンと来る人もいるかもしれません。硝酸塩は窒素と酸素の化合したNO3が中心要素です。おしっこのアンモニアは窒素化合物です。窒素が重要です。
穴を掘って、人間のし尿をありったけぶち込みます。蚕の糞も投入。そのまま5年ほど放置すると土中の硝酸合成菌の働きでNO3が合成される。掘り出して水で溶いて煮詰めると硝酸カリウムKNO3を得られる。貴重品ですから高値で売れたんじゃないか?

いやはや、臭気が強烈で目がショボショボしてくるような製造方法ですね。元素の知識の無い時代に誰がどういう着眼で発明したのか想像できません。天才過ぎる。

と言うわけで、高山さんはまぁまぁ楽しかったでーす。

かしこ

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