ずいぶんと長い間現実逃避をしていた気がする.アンプを作ったりしたのも現実逃避の一環であった.だがその長いトンネルをやっと抜けて解き放たれたわたしである.
現実逃避中に、DAC基板を作ろうかなぁと思った.
先に報告したとおり、旭化成のAK4490の中華ボードを¥4000ほどで入手し、音質には満足している.
【にわかAVマニアの印象】USB DAC AK4490 を PCオンボードRealtek ALC887と比較
だがしかし、そのプリントパターンをよーくみると、なんでここにビアを打たないんだ? どうしてパスコンがこんな離れているんだ? などという不満が吹き出てくる.「非の打ち所のある」アートワークなのである.
また、価格が¥4000というのもどうにも高価すぎる.自作したら安くならんの?
というわけでAKMとESSのDAC価格を調べてみた.
まずはAKMから.digikey調べ.
AK4497 ¥6200 げっ高い、なんつうお値段ですか?
AK4490 ¥600
AK4452 ¥350
これよりも低価格品はいろいろある.AK4490はお値段と性能がバランスしたところかと.
ご本家ESSはどうなの? digikeyもRSも扱ってないみたいなのでAliexpress調べ.
ES9038PRO ¥9900 あのォ、もはや1桁違ってません?
ES9028PRO ¥7000
ES9018S ¥4800
ES9028Q2M ¥1200
9028にはQ2MとPROがあるが、回路は全然ちがうみたい.ESSは性能だけでなくお値段も神様クラスなのだなぁ.
ところでこれらDACのdigital inputはI2Sである.
ひら的にはPCとの接続はUSBを希望するので、USB-I2S bridgeが別途必要となる.
↓先日買ったAK4490ボードには、XMOS社のU8というUSB-I2S ICが載っている.
↓ESS DACとの組み合わせ例では、SaviAudio社のSA9023というUSB-I2S ICが載っていたりする.SA9023は最高で96k24bitだそうなのでやや古いSPECかと.
XMOS、SaviAudioの他にHiRes対応のUSB-I2S bridge ICを調べたところ、C-media社のCM6631ぐらいしかヒットしない感じ.(48kHzの製品ならTIなど豊富にあるのだが)
PCのdriver対応はどうかというと、windows10ならOS標準でHiRes driverが対応しているらしい.わたしは未だにwindows7なのでダメだ.そういえばXMOSのdriverでてこずったのを思い出したよ.
Linuxについてはどうだか知らない.
【まとめ】
ネックになるのはDACじゃなくてUSB-I2S bridgeのようだ.USB-I2S bridgeは既製プリント基板を買って、DAC回路のみ自作するのが現実的のようだ.
XMOS USB-I2S bridge基板はこういったものが売られてはいるが、最安値でも¥2800ぐらいする.食指は動かない.
SaviAudio SA9227 (384kHz/32bit) のUSB-I2S bridgeも売られている.こちらはよりお高い¥4000ぐらい.う~ん、、、食指は動かない.
C-media CM6631の基板は最安値¥2900ぐらい.食指は動かない.
Amanero Combo384というボードがある.もっと高価だが、、、
というわけで、DAC基板自作プランはうまいこといかない感じだ.
かしこ
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