2019年3月5日火曜日

宇宙戦艦ヤマト2202 第7章 エージェントAのレポート (その2、第23話)

北部方面ヤマト情報班統括のエージェントAは、常日頃わたしにヤマト情報を提供してくれる優秀なスタッフである.エージェントAがヤマト2202第7章のレポートを送ってきてくれた.

その2では第7章の第23話の感想をお送りしよう.

なお、ネタバレありですのでご注意のほど.

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北部方面エージェントAです。

引き続き、第7章のストーリー振り返りに行きたいと思います。
まだ鑑賞されていない方は読まないで下さいね。

【第23話:愛の戦士たち】
デウスーラに接触したヤマト。キーマンと古代が内部に侵入する。先に艦橋に着き、デスラーと対峙するキーマン。そこにミルが現れ、キーマンに選択をせまる。
“デスラーを殺せば地球もガミラスも1万年の猶予を与える。”と(第6章ラスト)。
ノイデウスーラには雪も来ていた。死にゆくガミラス兵の手を取る雪。
猶予を与えると言ったミルにズォーダーが問う。どういうつもりだ、と。
ミルは、“あなたの記憶を引き継ぐ前に確かめたい。いかに人間がその場の利害に流され安易な選択をするのかを”と答える。そう、ミルはズォーダーの幼生体が成長した姿だった。(似てないけど。このネタは宣伝会議でも話題になってましたね)

そういえば、第4章でデスラーがミルに対し、“大帝も君もガトランティス人としてはユニークな存在だね”と言っていたのを思い出しました。このセリフが伏線でしたね。(さらに25話の伏線でもありましたね)
ひら:ミルは若い頃の大帝にあまり似てないですな.

心を殺してデスラーに対して引き金を向けるキーマン。“デスラー家の男ならためらうな”とデスラー。
引き金を引こうとする瞬間“だめだ!”と古代の声が。
“選んじゃいけない。俺の時と同じだ。どちらを選んでも大事なものを失う”
“選んだ時点で負けている”とデスラー。
その行動(古代とキーマンで2度目)に怒るズォーダーとミル。“選ばずになんとする!”
ミルの銃弾をかわし古代が撃つ。狙ったのは殺人マシンのコントロール機構だった。
マシンは動きを停止し、それを空間騎兵が破壊していく。“突撃隊がやってくれたぜ”とクラタ。ところが斎藤の姿がない。斎藤を探す永倉。
ひら:このコントローラはチャチかったが、所在はキーマンの入れ知恵ですよね.

起き上がったミルに銃口を向ける古代。
しかし、古代は銃を捨てる。“和平を申し入れる”と。

斎藤はヤマトから離れた宇宙空間にいた。“ざまぁみやがれ、自爆でもなんでもさせてみろ。宇宙に小さい花火が散るだけだぜ。人間、一番怖いのは死ぬことじゃねえんだ。”
そこに機動甲冑の永倉が斎藤を抱きしめる。“一人で勝手に死ぬな。お前らには壊せない。人間の命も、ヤマトも。隊長ともあろう者が、負けるなよ~~!!”永倉の絶叫が響く。

古代の提案を笑い飛ばすミル。“どこの文明にもお前のように言う者がいる。”
ズォーダーも言う“引き金を引かぬだと。それがかなう世界なら、だれが苦しむと”
ミルも続ける。“その者たちに我らがどのように答えたかを。己の血でつぐなえ!”と銃を撃つミル。
そこに古代をかばった雪が現れる。雪のヘルメットのバイザーが割れる。
“どうして、雪!” “古代さん、無事でよかった”と気を失う雪。ヘルメットが無ければ即死だった(笑)  →やはりガトランチスは許せないと判った
この時のBGMが“さらば”で雪が亡くなるシーンのBGMなんですよ。
“またぁ、このBGMぶっこんでくるんだな、吉田さんは”と苦笑する私です。
ひら:へ~そうだったんだ.もう忘れてる.

記憶を失っている雪の行動にショックを受けるミル。そして自分たちが知らない何かが人類にあること、そしてそれを自分たちは持っているのでは?という疑問がミルの中に芽生える。ガイレーンも言う。“聞きましょう、1000年に及ぶ旅路の答えがあるかも”と。ミルは言う“1000年の絶望を断ち切り、別の未来への道があるなら、我らもそれまでは銃を置こう”と。ついに人類とガトランティス人が分かり合える瞬間が来た!。

しかしその希望は、銃声によりあっさり崩れさる。デスラーを救出に来たタランの兵たちがミルを撃ったのだ。血を吐き倒れ絶命するミル。古代もキーマンも絶句する。“なんと…なんとおろかなことを”とデスラーが呟く。あぁ、タラン、知らなかったとはいえ取り返しのつかないことをしてしまった。
まぁ、タランは明らかにミルを敵視していたし、隙あらばミルを殺せ、と命令していたんだろう。
ひら:ガーン、6章の22話でタランが総統を守る兵隊を派遣したみたいですね

ガイレーンは絶叫する。ベッドの上の桂木もミルの最期を知る。ズォーダーは無言だった。その握り拳に、2度までも息子を人間に殺された無念が見て取れた。ミルの遺体はヤマトに運ばれた。涙する桂木。1000年前の記憶がダブる。
ひら:ガイレーンがどうして精神感応してるんだ?と思った.彼って隠居した大帝なんでしょ??

“神が与えたもうたチャンス、それも消えてしまった。この戦い、いきつくところまで行くしかなくなった”と土方は覚悟を決める。

病室の雪を見舞う古代。そして桂木の元へ。“協力してほしい。綺麗ごとは言わない。この戦いはどちらかが滅ぶまで続くだろう。それでも、若きズォーダーがくれた希望を次につなぐために。”

ノイデウスーラとヤマトの甲板ではデスラーとキーマンが別れの言葉を交わしていた。
“この世界の、人間の未来をかけた戦いです。見過ごすことはできない。あなたにはガミラスの未来を委ねたい。戦いの虚しさを知ったその心で、民を導いてください”と伝えるキーマン。
“古代に伝えてくれ。ノイデウスーラはトランジット波動砲のエネルギー輻射からヤマトを守ってくれる。このまま行けと“
ヤマトから離れるデスラー艦隊。敬礼して見送る古代と土方。

 遠くなるヤマトをみつめ、デスラーは呟く“なぜ戦った….なぜ愛し合おうとしなかった….”と。

きました、2199で使われなかった有名なセリフ。第5章のオーディオコメンタリーの山寺さんゲストの回で福井さんが“2199で使われなかった、いや使う必要が無くなった有名なセリフをデスラーが言いますよ”と。やはりこのセリフでしたね。
ひら:わたしは唐突な気がしちゃったかなぁ.デスラーじゃないみたいって.

斎藤は波動エンジン内に入って大量の放射線を浴びていた。ズォーダーからの支配を断ち切る唯一の方法だ。“まさかお前が”ショックを受けるキーマン。“まだ一戦やらかすぐらいの時間はあるぜ”と斎藤。

そこに、白色彗星が地球にワープしたとの報告が入る。ついに白色彗星が地球の眼前に現れる。太陽の光が遮られて昼間なのに星が見える地球。
バルゼー(だと思う)が通達する。“地球を滅ぼすことはしない。彗星帝国の一部となるのだ。時間断層は地球人には過ぎたるもの。彗星都市帝国に組み込まれてこそ真価を発揮する。大帝をあがめ。それが唯一生き残る手段だ“
超大型空母を始めとする艦隊が地球上空に飛来する。無駄に回転する超大型空母(ここまで来るとメカの意地を感じる(笑))
ひら:このガト艦隊を撃破しようとしたら地球が戦場になっちゃう、どうするんだろと思っちゃったのだったが、ゴレムで殺しましたね.ゴレム起動をまたまた古代が逡巡するんじゃないかと心配したけど、違う流れでしたw.ともあれガト艦が地上に墜落して被害は大きかっただろうなぁ.

その様子を見守る地球人。子供が言う“ねぇ、ヤマトはどうしたの?ヤマトが来たらあんなのやっつけてくれるよね”
来た、このセリフ。第11番惑星でりりィが言ってので2回目です。まさか2回も使ってくるとは。

長官もつぶやく“ヤマト”。英雄の丘の沖田の像が映る。地球よりもはるかに巨大な白色彗星に押しつぶされそうな地球をヤマトは救えるのか?

(第23話 完)

セル版のエンディングは第5章のデスラーと古代のエンディングでした。
ひら:そうですか、大いなる和じゃないんですね.

そして死闘の24話へ、、、、

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